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第三十四話 変わりゆく ページ35

山姥切「…遅い」
歌仙「信長公を討つために明智光秀が来てもいい時間帯だ」
鶴丸「…どういうことだ?歴史が変わっちまったのか?」
三日月「…」

その頃山姥切たちは本能寺の変が始まるとされる早朝の時間帯に身を潜めていた。だが明智光秀は現れない。

貞宗「よっと。偵察して来たぜ」
光忠「どうだった?」
貞宗「少し遅れてはいるが明智光秀は本能寺へ来ていた」
山姥切「少しずれている…」
鶴丸「まあ。多少の誤差は歴史ならありえなくもないが、俺はこんな体験初めてだな」
歌仙「僕もだ」
山姥切「…連絡を一応したほうが良さそうだな」
三日月「待て」

連絡を取ろうとした山姥切を止める三日月。

三日月「来たぞ」
山姥切「!」
光忠「来たね、時間遡行軍!」
貞宗「明智光秀が来る前にさっさと倒すぞ!」

黒い雷がとどろき、現れる時間遡行軍。

『来た…敵の数は……』
こんのすけ「! こ、これは!」

時間遡行軍は本能寺へ向かっている明智光秀の方へ向かっている。

山姥切「悪いが通らせないぞ」
歌仙「…主の読み通り大太刀が多いみたいだ」
貞宗「けど数は多くないから余裕だな!」

斬り込み、先陣を切るのは山姥切。大太刀に迷うことなく向かっていく。あっけなく大太刀を含む時間遡行軍たちは次々倒されていく。

光忠「これで終わり?」
山姥切「手ごたえがないな」
貞宗「まんばちゃんの練度が高いからじゃねーか?」
歌仙「さぁ明智光秀たちが来る前に引き上げ…ん?」
光忠「そういえば、三日月さんと鶴さんいない…よね」
山姥切「なっ。…くそっ、爺二人は!仕方ない、探しに行くぞ!」
貞宗「なぁ…あれ…」

貞宗は空を一人見上げて固まっている。つられて全員が上を見る。

歌仙「なっ…」
山姥切「なんだ…あの雲は…」

時間遡行軍が現れるとき黒い雲、黒雲から黒い雷鳴が落ちる。その雲が本能寺一帯を囲むような大きさになっていた。つまり

光忠「あの大きさの雲ってことは一体、何体の時間遡行軍が…」
山姥切「戻るぞ!!」

急いで本能寺へ戻りに走る。だがすでにその雲からは雷鳴が落ちていた。

歌仙「!」
貞宗「鶴さん!」

本能寺着くと鶴丸と三日月だけで時間遡行軍を進ませないようにしていた。

鶴丸「よっ、やっと来たな」
三日月「言ってただろう。中には入れるなと」
山姥切「…っ俺たちも止めるぞ!」

六人がそろった。だが黒い雷鳴は落ち続ける。

こんのすけ「あるじさま!時間遡行軍の数、強さが跳ね上がっています!」
『……』

第三十五話 待たせたな!!→←第三十三話 いざ出陣!! -2-



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稲森(プロフ) - 時雨さん» 初めまして!コメント、誤字の報告ありがとうございます!ご親切に押してくださって嬉しいです。こんな感じで誤字も多いかと思いますがこれからもよろしくお願いします! (2020年6月4日 14時) (レス) id: 17ab3ec999 (このIDを非表示/違反報告)
時雨 - 夢主の性格が好きです(≧∇≦) (2020年6月4日 0時) (レス) id: a4f27d0bac (このIDを非表示/違反報告)
時雨 - 誤字らしきものを見つけましたのでお知らせしておきますね(*^^*)第13話の最後の行で、「短期は損気」と書かれておりますが「短気」の間違いだと思います(*^_^*) (2020年6月4日 0時) (レス) id: a4f27d0bac (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:稲森 | 作成日時:2020年5月28日 11時

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