第三話 刀剣男士 ページ4
こんのすけの後をついていく。
妙に静かな本丸。殺気はすごいけど。あ、これは歓迎されているんだね逆に！そうそう。きっと歓迎ムードだ！！
こんのすけ「連れてきました。政府の者です」
？「入れ」
とある部屋の前。やけに落ち着いた声だがそこに歓迎ムードなし。ですよね！
襖をこんのすけが開け、中に入る。すると初期刀にも入っている山姥切国広が座っていた。
『初めまして。政府から派遣されｔ――』
山姥切「帰っていただきたい」
おっと、自己紹介中止されちまったぞ？
そういった山姥切の目から明らかな殺意にこんのすけが戸惑う。
山姥切「俺たちは今後一切、審神者。人間に関わる気はない。わかっているかと思うが長くここにいられるのは気分が悪い」
まぁ、うん。殺気がすごいからね、見えない刀剣男士たちからずっとね！！
『…そうですか。まあ、そうですよね。ですがせめて手当、手入れだけでもさせていただけないでしょうか。ここに来る間、重傷の者がいると情報を見まして』
山姥切「結構だ」
『お言葉ですが、あなたたちの様子だとこんのすけたちをも警戒していらっしゃる。審神者が手入れをしなくとも資材があれば手入れ部屋の小さいものがしてくれるでしょう。ですがそれは霊力をかなり消耗する。それは誰かが犠牲になってしまう。こんのすけがいればまだ霊力を提供してくださるのですが』
山姥切「お前には関係のないことだ」
『そうやって滅んでいく本丸を幾つも見てきました。手入れだけでもいいのです。私はこう見えて霊力はありますし、手入れも慣れています』
こんのすけ「そうです。近侍殿。せめて重症、怪我を負っているものたちだけでも！」
山姥切「いい加減にしろ」
今度は刃を向けてきた山姥切。
ここで引き下がるわけにはいかない。霊力で探らさせてもらったが破壊寸前のものもいたんだよな…。
その時だ。
？「…手入れだけなら、いいんじゃないか」
襖を開けてきたのは短刀の薬研藤四郎。だが、彼も怪我を負っている。歩き方も喋る声にも元気がなく、弱々しい。
そうだ、山姥切も包帯を巻いている。
薬研「…俺っちが見張っておく。だから旦那…」
山姥切「…薬研、だが！」
おっと、こちらを物凄い目で睨んでますね。殺気がすごいですね。
山姥切「…わかった。だが常に目をつけられていることを忘れるな。手入れだけをしてさっさと帰れ」
薬研「手入れ部屋はこっちだ」
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稲森(プロフ) - 時雨さん» 初めまして！コメント、誤字の報告ありがとうございます！ご親切に押してくださって嬉しいです。こんな感じで誤字も多いかと思いますがこれからもよろしくお願いします！ (2020年6月4日 14時) (
レス) id: 17ab3ec999 (このIDを非表示/違反報告)
時雨 - 夢主の性格が好きです（≧∇≦） (2020年6月4日 0時) (レス) id: a4f27d0bac (このIDを非表示/違反報告)
時雨 - 誤字らしきものを見つけましたのでお知らせしておきますね(*^^*)第１３話の最後の行で、「短期は損気」と書かれておりますが「短気」の間違いだと思います(*^_^*) (2020年6月4日 0時) (レス) id: a4f27d0bac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：稲森 | 作成日時：2020年5月28日 11時
