第二十九話 お祓いパワー全開！！ ページ30
説明はしたくないけどこう色々かけてる人間が這って追いかけてくるのを想像していただければわかると思います怖い！！！！
『ぐへ！』
鶴丸に払われたため床に倒れる私、そして後ろには…！！
『せいやそいや！！！』
札を出して這ってきた幽霊に向ける。
鶴丸「まさかそれが払いの掛け声か！？ダサいぞ！！？」
『うるさいこちとら恐怖で掛け声なんか気にしてられるか！！！』
掛け声がダサくても効き目は効果ばつぐんだこら！！
ひるんだ幽霊は去っていく。倒すというよりは彼岸へ帰すって表現の方が正しい。
鶴丸「…本当に払うとは驚きだじぇ…」
口調が迷子になってますよ鶴さん。
『ふぃ……あー怖かった』
鶴丸「君。そんなので仕事務まるのか？」
『というかなんで鶴丸さんが私の仕事知ってるでしょうか？』
鶴丸「こっちだって調べないで手を出す程間抜けじゃないんだぜ」
『…こんのすけか』
鶴丸「なあに。ちょいと油揚げを見せればこれくらいは聞き出せるもんだ」
あの狐……見た目可愛いのにお口が軽い…
『…まあ、別にいいです。ですが、一応清めさせてもらいます』
鶴丸「お。石切丸みたいなことが出来るのか？」
『人間でも石切丸さんのようなお祓いはできますよ』
札を大量に出して気がよどんでいる箇所に貼る。そして祈るように手を組む。
鶴丸「…」
『隙を探そうとしても無駄ですよ鶴丸さん。私の周りには今結界がありますので近づくとしびれます』
鶴丸「どうやらそうみたいだな」
目を開けたまま意識を集中してからゆっくりと目を閉じる。
こう、ピーンときたら目を開ける。するとなんということでしょう…！先ほどの幽霊が這った跡がくっきりと見えるじゃありませんか！そしてその先には歪んだ空間が見える！
鶴丸「っとと…本当にしびれるな」
触るんかい！いやそうじゃなくて、その空間を閉じて…んで、よどんでいる箇所を清める。うーん、はらきよはらきよ。
『…はい、終わり』
鶴丸「へぇ。その様子だと色んなものが見えるみたいだな」
『幽霊、怪異、彼岸…色々見てきてますよ』
鶴丸「面白い。なら。これも見えるんだろうな」
そういって笑う鶴丸。その後ろに見えるのは…
『…これが、鶴丸の…世界』
ぐらり
頭がひどく重くなり、視界がゆがんだ。咄嗟に目を閉じる。
鶴丸「普通の人間なら今の時点で”こっちがわ”に来てたな」
あっぶな。あと数秒見ていたら彼岸に連れてかれてた…
笑う鶴丸の目に光はない。
第三十話 こんな内容で大丈夫か？大丈夫だ問題ない！！→←第二十八話 怖いものは怖いんだよ！！
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稲森(プロフ) - 時雨さん» 初めまして！コメント、誤字の報告ありがとうございます！ご親切に押してくださって嬉しいです。こんな感じで誤字も多いかと思いますがこれからもよろしくお願いします！ (2020年6月4日 14時) (
レス) id: 17ab3ec999 (このIDを非表示/違反報告)
時雨 - 夢主の性格が好きです（≧∇≦） (2020年6月4日 0時) (レス) id: a4f27d0bac (このIDを非表示/違反報告)
時雨 - 誤字らしきものを見つけましたのでお知らせしておきますね(*^^*)第１３話の最後の行で、「短期は損気」と書かれておりますが「短気」の間違いだと思います(*^_^*) (2020年6月4日 0時) (レス) id: a4f27d0bac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：稲森 | 作成日時：2020年5月28日 11時
