第二十一話 あ、終わった ページ22
『…』
政府「ここに向かってほしい」
夕飯の支度を終えた直後、政府からの呼び出しにかかり今。
まさかの仕事追加でございまーす、はーい!
『また、神隠しですか』
いやもうほんと最近の仕事こればっかなんだけど。彼岸に行くことは別にいいよ?いいけど行くたびに体力ガンガン減ってるからな?わかってますか?お偉いさん??
政府「行ってこい」
『もう適当になってますね、はい行ってきます』
私は犬か!!
そして帰ってくる頃にはなんと次の日の朝でございます。お風呂入ったので寝ようかな…さすがにここまで一睡もしてないとか信じられない。
『…?』
山姥切「入るぞ」
え。山姥切…?
山姥切「お前に話がある。着いてこい」
『はい』
おっと……
つられてこられたのは本丸内。しかも…
山姥切「この先にお前と話したい奴がいる。お前ならどこの部屋に誰がいるかは把握できるだろう」
『…』
それだけ言っていなくなる山姥切。
ははは…この先の部屋って三条の殺気が強くなっていたところじゃないっすか。今もはっきり感じるんだけどね、あーこれ人生終わったって奴じゃない?
とりあえず歩く。近づくたびに強くなる殺気に鳥肌が立つ。そしてその部屋と思われるところにつく。
?「来たな。入れ」
穏やかな言い方とは思えない殺気の声に呼吸が苦しい。
『失礼、します』
襖を開ける。太陽が当たっているはずなのに暗く冷たい部屋。部屋の奥にいる。三条の刀剣男士たち。だが、どうしても顔を見れない。
いやめっちゃ怖いんだけど!!!
?「何をしている。早う座れ」
『…初めまして、この本丸の審神者になりました。どうぞよろしくお願い致します…』
手をついて頭を下げる。
うわ。目を見てないはずなのに視線が痛いほど感じるんだが…
三日月「俺は三日月宗近。お主、何やら企んでおるな?」
『いえ、企んでは…』
三日月「ならどうして我らと接触を図る。わかっているだろうが、俺たちは人間が嫌いでな」
『…』
いやーあの怖い怖い…そりゃこの本丸の空気もよどむよな…うん。いやこうなってしまったのは人間が悪いんだろうけど!
『私は…ただこの本丸を救いたいと』
三日月「それが鬱陶しいと言っているのがわからぬか?」
『存じてます。ですが、私はここの刀剣男士たちを救いたい。前の主が何をしたのかは私は知りません。でも、五虎退や小夜を見てきっと、想像もできない程辛い思いをしてきたのだと私は思いました』
勢いで思わず顔を上げて目が合う。
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稲森(プロフ) - 時雨さん» 初めまして!コメント、誤字の報告ありがとうございます!ご親切に押してくださって嬉しいです。こんな感じで誤字も多いかと思いますがこれからもよろしくお願いします! (2020年6月4日 14時) (レス) id: 17ab3ec999 (このIDを非表示/違反報告)
時雨 - 夢主の性格が好きです(≧∇≦) (2020年6月4日 0時) (レス) id: a4f27d0bac (このIDを非表示/違反報告)
時雨 - 誤字らしきものを見つけましたのでお知らせしておきますね(*^^*)第13話の最後の行で、「短期は損気」と書かれておりますが「短気」の間違いだと思います(*^_^*) (2020年6月4日 0時) (レス) id: a4f27d0bac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:稲森 | 作成日時:2020年5月28日 11時