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第一話 政府の命 ページ2

『うわ』

思わず声がもれました。いや徹夜三日目で政府さんから名が降りてきたら出ますわ。

とある件の内容の処理内容をまとめるのにかなり時間がかかっていたため泊まり込みで仕事をしていた。というか、さっき終わったばかりなのになぁ???

『えっと…』

映し出されたデータを見る。

私が勤めている仕事は怪異やら神隠し。そういった現世の人からしたらありえないことを処理する内容が多い。刀剣男士と言っても付喪神、神様である。非現実的なことなんて起きるのは当たり前である。それを政府のせいにされたらたまったもんじゃないということでこういう仕事をする人も必要になるわけで。

まぁ、いわゆる隠ぺい!!!

『えっと…ブラック本丸』
川上「うわまじですか先輩!!」

ぐいっと私を押しのけてデータを見るのは同僚の川上。力なく押しのけられて勢いでソファーに倒れこむ。

川上「どこの本丸かな…ってここっすか!!!」
『声でかい。うるさい、寝ます』
川上「先輩寝ていないで見てください!!!この本丸はすっごいっす!!!」

いつもよりやけにテンションが高いのでのっそり体を起こして画面を改めてみる。

『何がすごいんだ?』
川上「この本丸、ガチのブラック本丸だって噂になってたところです!!!」

ガチのブラック本丸ってなんだよ。

突っ込みを入れてのっそりと体を起こして改めてデータを見る。

川上「ここ、最初はレベルが3だったんですけど、ある事件で一気にレベルが9まで跳ね上がった本丸なんです!」

レベルというのはブラック本丸の危険度を表す数値。1から9まである。ブラック本丸は私のようなものだけではなく、レベルが低く、新たにやり直せる見込みがある本丸は担当するものが違う場合もある。

『ある事件?』
川上「覚えてませんか?違う部署の先輩たちが斬り殺されたり行方不明になったていう」
『…多分その時ちょっと時間遡ってたかもしんない』
川上「あぁ。先輩、また歴史遡ってたんですか。しんない。」
『最近、仕事かなりの数同時進行してたから把握してなかった。というかそういう内容なら私たちのところに回ってくるんじゃないのか?なんで噂で止まってんだ。あと真似すんな』
川上「だからガチのブラック本丸だって話になってるんですよ。ここの刀剣男士たちは強すぎて政府の刀剣男士たちも歯が立たないとか。さーせん」

そして再びそのデータを見る。

『いや待って視察今日じゃないか!!!!』

第二話 噂の本丸→←設定と注意



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稲森(プロフ) - 時雨さん» 初めまして!コメント、誤字の報告ありがとうございます!ご親切に押してくださって嬉しいです。こんな感じで誤字も多いかと思いますがこれからもよろしくお願いします! (2020年6月4日 14時) (レス) id: 17ab3ec999 (このIDを非表示/違反報告)
時雨 - 夢主の性格が好きです(≧∇≦) (2020年6月4日 0時) (レス) id: a4f27d0bac (このIDを非表示/違反報告)
時雨 - 誤字らしきものを見つけましたのでお知らせしておきますね(*^^*)第13話の最後の行で、「短期は損気」と書かれておりますが「短気」の間違いだと思います(*^_^*) (2020年6月4日 0時) (レス) id: a4f27d0bac (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:稲森 | 作成日時:2020年5月28日 11時

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