四十肆 ページ45
安倍「…おせぇ」
安倍達と別れて40分しか経っていないのに文句を言われる
流石のAも頭に来た様だ
『勝手に押しかけて来たのはそっちだよ!
それにお世話になっているのに夕食に呼ばれて行かないのは失礼でしょ!これでも最短で食べて来たんだから!』
珍しく怒りの表情のAに芦屋は困惑している
安倍と睨み合っていると立法が顔を出しモノノケ庵の中に入れられ、Aの顎を持ち目線を合わせる様に向けられる
立法「君がAちゃんだね。本当可愛いなぁ
君、一晩どう?」
『何がですか?取り敢えず離してください』
冷やかな目で立法を見る
すると立法を退かしコウラが目を輝かせながらAの体に手を這わせ
Aは顔を青くして小さな悲鳴をあげた
コウラ「いいわぁ〜//今まで見て来た中でもトップクラスだわぁ〜//
そのキリッとして澄みきっている目にぃ〜
柔らしくて艶やかな髪
透き通る様な肌、そ・し・て
妖を虜にするその顔と唇」
Aの唇を指の原でなぞり顔を近づけてくるコウラ
安倍「コウラ止めろ、それ以上は許さねーぞ」
コウラとの間に割って入りAを抱き寄せる安倍
コウラは残念といい、Aは抱きしめられたことで固まっていた
コウラ「貴方を材料に最高級の良薬が作れそう、あーゾクゾクしちゃう//」
安倍「(こっちがゾクゾクするわ)」
『(ヒノエより濃い人来た!)』ゾっ
シズク「あの子よりシズクの方が絶対いい薬になるのに…」
芦屋「(こっちはスッゲージェラってる!)」ビクっ
先生「所でお前達は何なのだ?
人ではない様だが」
干しイカを食べながら先生は立法達の方を見る
紹介してなかったと安倍は咳払いをした
安倍「俺の上司で隠世社会を統制している権力者の一人、立法。そっちは亀薬堂の主のコウラ、その奉公人で立法の妹シズクだ」
先生「ほぅ…立法と言うのは相当な力の持ち主だな
底知れないモノを感じるぞ
その隠世側の奴らが一体Aに何の用なのだ」
立法「んー?イツキ達が気にしているAちゃんに会いに来たんだよ
どんな可愛い子かなーって思ってね」
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、 - オリジナルフラグちゃんと外しましょう。違反行為です (2018年8月7日 22時) (レス) id: 7cb5057192 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:シェリー | 作成日時:2018年8月7日 22時