君が私の名を呼ぶから (ページ44)

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四十惨ページ44

『ただいまーニャンコ先生いる？』
部屋を開けるが先生の姿はない
散歩でも行ったのだろうと思い着替えを取る為押入れを開ける

安倍「あ…」
『わー！[バタン]』

押入れの中が別次元になっていた為Aは慌てて押入れを閉める

『あれ？でも今のって…』

我に返り押入れを開けようと手をかけると押入れが勝手に開いた

安倍「賭けは立法の勝ちでいい。おいA勝手に悪か………って！おま！//なんつー格好してんだよ！///」
『何が？』コテン

Aの制服はずぶ濡れで肌に張り付き、白いセーラー服からは下着が透けている
Aは何を言われているのか分からず頭を傾げる

透けてる制服+上目遣い+首傾げの最強コンボに安倍と芦屋は目を逸らし顔を赤く染める

立法はウブだね～と笑っている

安倍「A！取り敢えず着替えろ！//」
『いや、着替えたくても押入れがモノノケ庵だから取れないんです
それよりこの人とそちらの方は？』

Aがモノノケ庵に足を踏み入れるとポケットから紙切れが落ちる

落ちた紙切れから煙の様な妖が現れAに襲いかかる
『うわぁ！』
芦屋/安倍「「A！？」」

Aがすかさずパンチをするが実体がなく拳は体を透けてしまう

先生「今帰ったぞーってまたお前は！コイツ(A)は私の獲物だ！」

ガラリと窓が開きニャンコ先生が酒瓶を持ち登場すると妖を追い払ってくれた

先生「全く！どうしたらあんな小物妖怪に憑かれるのだ！」

『あーさっき妖から逃げて池に落ちた時かな？
全然気づかなかった』

アハハと陽気に笑っているAの後ろに腕を組み怒りのオーラを放つ安倍が立っている

目は狂気に満ちていた

安倍「……聞きたいことは沢山あるが…まず風呂が先だ！モノノケ庵退かすから風呂入ってこい！
……いいか？30分は浸かってこいよ」

バタンと閉じられる押入れ

ゆっくり開けるといつもの押入れになっていた

お風呂と夕食を済ませAは再び押入れを開けた