結婚反対！！！！【御影玲王】

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玲王「おまたせ、もうそろ出るか」









するとAが手をパチン、と一叩きした。





その途端店中の電気が消え、クラシック音楽が流れ始め、






店員がロウソクの着いたバースデープレートを運んできた。











『せーの、』









一同「『お誕生日おめでとう！/ございます』」









そしてスっと去っていった店員。








未だ固まる玲王。










玲王「…………は、」











『玲王おめでとう！！今日誕生日ってことなんで早めに教えてくれなかったのさ！！』












玲王「……いや、気を使うだろ…って、これ、お前が全部仕込んだのか？」













『そー！電話して色々考えた！あ、あとこれ！開けて！』







そういってプレゼントを差し出す。













玲王「っこれ、スパイクの紐と、香水！」











『そー！凪に少しだけ協力してもらいました！』














玲王「くそ、なんだお前、アホのくせにサプライズは上手いのかよ」












Aを優しく抱きしめる。











玲王「本当にありがとう、俺一生この日のこと忘れない」












『大袈裟だなあ、ほら、これ食べたら出よ！いただきまーす！』












玲王「いやお前も食うのかよ」









＿＿＿＿＿＿＿＿






玲王「よし、出るか。お会計お願いします」












店員「お会計は既に済まされておりますので、そのままで大丈夫です。またのお越しをお待ちしております。」












玲王「お前まさか」












『太っ腹でしょー！！！美味しかったね！』











玲王「嫁に払わせるなんて有り得ねえ、せめて半分は出させろ」










『むーりー』











玲王「お前やっぱり太っ腹だな、見た目通りってか」










『やっぱり玲王嫌い』












玲王「嘘だって」









＿＿＿＿＿＿＿＿



風呂上がり








『ふう、さっぱり……って、なに私の部屋の前で待ち伏せしてんの』









玲王「今日一緒に寝るぞ」













『………ん？』













玲王「この前、お前が間違えて入った部屋あるだろ。アレ、俺とお前との間でしっかりと婚約が成立したら使おうと思ってた部屋」










『え、そうなの？てかまだ想い通じあってないので成立してませんが？』













玲王「今日誰の誕生日？」














『………そゆの違くね？』












玲王「手は出さねえから安心しろ」

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