14話 ページ14
緑谷は悩んでいた。
Aを連れ戻すことが出来なかった。
ヴィラン連合の連中といるから、彼女がおかしくなったのだと思っていた。
しかし、Aの言動は特段おかしな点は無かった。
自ら、あのトガヒミコのところへと向かっていた気がしたのだ。
そのこともあり、雄英の先生たちに伝えるのを躊躇っていた。
自分にどうにか出来ないか。
自分ではどうしようもないのか。
そのジレンマにここ最近は悩まされていた。
ヒ「今日はこのくらいにしておきましょう。そろそろテストに入っても良さそうですね。」
Aの成長ぶりにトガは驚いていた。
その事を死柄木にも報告していた。
A「トガちゃんのおかげだよ。ありがとう。ところで、テストって…何をするの？」
ヒ「雄英のとある生徒を勧誘します。ポジション的に私は一緒には行けないですが、荼毘達が一緒に行くので大丈夫です。」
雄英、と聞いてAの顔が曇る。
自分は元々雄英の生徒だ。顔も割れている。
ヒ「大丈夫ですよ。Aちゃんはとっても強いです。成功したら弔くんもきっと喜びます。」
トガのその言葉を聞いて、Aは考えた。
死柄木のために動く。
それが、今の自分に出来る、彼の手助けのひとつだ。
彼が望む事をする。
A「トガちゃん。私、頑張るよ。」
グッと拳を握り、トガを見つめればトガは嬉しそうに口元を緩め笑った。
雄英高校1-A組。
爆豪勝己の誘拐。
それを行う実行犯の一人として
Aは抜擢された。
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mikael(プロフ) - あすぅさん» コメントありがとうございます！のんびりペースではありますが続きも頑張って書いていきますので、お待ちいただければと思います！ (2022年1月22日 21時) (
レス) id: 081e609128 (このIDを非表示/違反報告)
あすぅ - 最初から読ませていただきました!面白かったです!続き楽しみにしてます (2022年1月21日 19時) (レス) id: 8561b5144a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mikael | 作成日時：2021年12月7日 1時
