『掃除屋』をしていた暗殺者が３年Ｅ組に行くようです。【暗殺教室】

8話 ページ10

その後は烏間先生が場を収めて、スクワット300回というものに切り替わる。

皆辛そうだ。無理もない、一般人にこんな軍隊の訓練をいきなり…


「か…烏間先生」

倉橋さんが、ついに動きを止めてしまった。


「なんだぁ？烏間は体育教師じゃないぞぉ？」


ニタニタと気持ちの悪い笑みを浮かべながら、拳を振るう。


今度は僕が止める前に、烏間先生が止めた。

ヒュー、かっこいい〜ヒーローは遅れてやってくるんだな。


なんてね。


「烏間…そんなに気に食わないのなら、教師として戦ってやる。だが、戦うのはお前じゃない。お前が1人優秀な生徒を選べ。ナイフを俺に当てられれば勝ちにしてやるよ。寸止めでも構わない。」

というと、鷹岡は本物のナイフを出した。

生徒相手に本物のナイフ……本当に暴力でしか恐怖心を与えられないのか。


「だがなぁ…烏間。お前が選ぶ他に俺から1人選ばせろ。…お前だ。」

鷹岡が指を指したのは僕だった。

本物の暗殺者に喧嘩売って……何が楽しいのだろうか。


「お前は気に食わねえ…そんなヒョロヒョロな身体で俺に指図するのが気に食わねえ！！」


『はぁ…くだらない。』


と会話していると、渚くんが選ばれたようだ。烏間先生…見る目があるなァ。


『渚くんが終わってからでいい。僕は1人で構わない。』


「そうかそうかァ…じゃあそっちから来い〜」

舌なめずりをして、渚くんを見つめる。


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