『掃除屋』をしていた暗殺者が３年Ｅ組に行くようです。【暗殺教室】

6話 ページ8

教室には、重い空気が漂う。

テスト範囲を理事長が大きくずらしたことにより、全員が50位以内に入ることは出来なかった。


「先生…もうみんなに顔向け出来ません。」

というと、カルマが立ち上がった。

僕の解答用紙を持って行って。


「いいの〜？顔向けできないんじゃ、俺が殺しに行くのも分からないよ？」

「カルマ君！先生は今落ち込んで＿＿」

「俺ら、問題変わっても大丈夫だし。」

赤羽業
国語98
数学100
英語98
理科99
社会99

第4位

影山A
国語92
数学97
英語98
理科96
社会96

第9位


『国語はあんま得意じゃないけどさ…余計なとこまで教えてくれたからだよ。』


「それなのに先生…しっぽ巻いて逃げちゃうの？」


「よし！皆さん！！次の中間テストでリベンジです！！」


なんやかんやで、先生が復帰しました。

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『なんでしょうか。…理事長先生。』

「A組に行く…というのは、嫌ですか？」

理事長が椅子から降りて、白く長い僕の髪を撫でる。

正直、やめて欲しい。


『僕のすべき事は、この暗殺の依頼をこなすことです。ただ勉強するためには来ていません。…あと、僕の髪を撫でて…何のつもりです？僕に首輪でも付けて飼おうとしているんですか？』


「それもありですね。…やはり私と思考が似ています。」

ピリピリとした空気が…何故か恐怖を覚えてしまいそうだ。


『狂犬なので飼えばすぐに噛み付かれますよ。…帰ってもよろしいですか？』


「ええ。でも、私は君をA組に連れていきたい…という気持ちは変わっていませんから。」


理事長は僕を支配したいのだろうか？まぁ、どうでもいい。そんなものには屈しない。

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