1話 ページ3
『はぁ…はぁ…こんなの…聞いてなっ…』
汗だくになりながら山を登る。E組の差別の恐ろしさを改めて実感する。
やっと登りきると、校舎が見えた。…ボロい。クーラーはないか。
「ニュや!?貴方が転校生の影山Aさんですね?」
『そうですよ…アンタがターゲット?』
「ええ。殺せんせーとでもお呼びください。」
ええ…こんなウネウネしてる奴、タコとかミニ○ンでいいだろ。
『どうも、殺せんせー。「いつも」お世話になってます。』
「…ダメです。ここでは生徒と教師。暗殺者とターゲット。です。」
真面目な顔つきで言われる。
『分かってる。だから…さ。いっぺん、死んでみる?』
「!?」
触手を2本切り落とす。
『今はいいや…暑くてやる気出ないしさ。後ろで人集まってるし。また今度』
ーーーーーーーーーーーーーー
潮田渚side
殺せんせーの触手を2本切り落とした。
あの子は一体何者なんだろう。
『…改めまして、今日転校してきた影山Aです。掃除屋してました。一応男です』
「「男!?」」
え…!?男の子?
聞きたいことが色々ありすぎて…
『え…そんな驚く?だってそこにも女の子っぽい男の子いるじゃん…』
あ、僕のこと?男の子ってわかってたんだ。良かった。
「ニュやぁ…影山さんについて質問したいことが色々あると思うので、質問がある人は挙手!」
ーーーーーーーーーーーーーー
貴方side
『…じゃあ、赤羽君。』
「名前…覚えるの早いね。カルマでいい…掃除屋って何?」
まずそこか…
『暗殺者のお手伝い。暗殺した死体を回収し、現場を何も無かったかのように偽装すること。死体の処理方法は君たちには早いし悪用されちゃ困るから秘密。』
「へえ…」
『他には?』
「はい!」
『茅野ちゃん…だよね。なに?』
「カエデでいいよ。暗殺者…じゃないの?」
『あぁ…そうだよ。でも、暗殺者は副業。副業だからね!?』
「「副業!?ってか何があった!!」」
わぁ…息ぴったり。仲良すぎやしませんか?
『僕の仕事先のパートナーが、掃除ついでに殺して来いっていうからさ…依頼されてもいないしやらないからな!!』
((掃除屋も大変なんだな))
『というわけで次どうぞ。渚くん』
「あ…うん。暗殺方法は…」
『掃除屋してるから、誰も雇わずフリーで行けるんだよね。普通に拳銃ナイフ。なんでも使うよ。』
87人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「赤羽業」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
天然記念物(プロフ) - たこさん» すみません!そうだったのですか…暗殺教室を読んでからしばらくたっていたので抜けてるとこがありましたね。訂正します (2020年3月14日 16時) (レス) id: e574a3e319 (このIDを非表示/違反報告)
たこ - とても面白いと思い読ませていただかせてます!しかし一つ気になるところがあるのですが、赤羽業の中間テストの結果は4位だったような……今手元に漫画がないので確信はできませんが、多分そうだったと思います! (2020年3月13日 10時) (レス) id: efdd59c567 (このIDを非表示/違反報告)
天然記念物(プロフ) - レイれいさん» 色々あって最近更新できませんでした…再開します! (2020年1月19日 14時) (レス) id: e574a3e319 (このIDを非表示/違反報告)
レイれい(プロフ) - 面白いです!更新頑張ってください (2020年1月17日 5時) (レス) id: bed35b9be5 (このIDを非表示/違反報告)
天然記念物(プロフ) - まるさん» ありがとうございます!更新頑張ります!(´ー`) (2019年8月14日 17時) (レス) id: e574a3e319 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:天然記念物 | 作成日時:2019年8月9日 23時