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14話 ページ16

『…ん』

視線を感じる。

そう思い、振り返る。すると、別の車両に死神が乗っていた。


『ごめん。僕御手洗行ってくるよ。』

と立ち上がり、死神の方へ向かった。



「あ、気づいた。」


『いや、なんで来たんだ。』

呆れ顔で尋ねる。


「京都を満喫したいって言うのと、ちょっと下見〜。」


『へえ。…なら次の駅で降りた方がいい。ターゲットは鼻が利く。お前の存在なんてすぐバレてしまう。』


「それもそうだな。分かったよ。あ、お土産よろしく!」


『はぁ。とことん図々しい奴…』


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「京都に着いた〜!!」

茅野さんの元気な声で修学旅行はスタートした。


『へえ……綺麗な所だねぇ…』

と落ち着いた様子で言っているが、初めて来たためかなりテンションがあがっている。


「期間限定のイチゴ煮オレあるらしいんだよね〜。」

カルマが楽しみそうに話し出す。


その後は色々な名所を廻り、最後に神崎さんが暗殺にピッタリな場所を紹介する、というらしい。


「薄暗い…ね。確かに暗殺に役立ちそう!」


『良いかもね。こういう場所も。』


「ナイス!神崎さん!」


周りからは高評価だった。


「そうそう。なんでこんな拉致りやすい場所歩くかねぇ。」

不意に知らない男の声がする。

見ると、高校生くらいの男が大人数でいた。


……目当ては女子達か。


「女置いて帰んな。」


どうするのかと見ていれば、カルマが高校生の顔を掴み倒した。


「目撃者いなかったら大丈夫だって!」

へえ……面白い。


『僕も加勢しよ〜』


笑顔で高校生を殴る。殺せないとなると加減が難しい。

だが、そうもいかなくなってしまった。


「うッ…!!」


カルマが高校生に殴られ意識を落とした。

それどころか、女の子達を人質に僕を脅してきた。



「お友達が酷い目に逢いたくなかったら、一緒に来い。」

まだ男だとバレていないようだ。


『…分かったよ。』

人質がいて相手は大人数…どうにも出来ないなぁ…隙をついてボコボコにしてやろうか。


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天然記念物(プロフ) - たこさん» すみません!そうだったのですか…暗殺教室を読んでからしばらくたっていたので抜けてるとこがありましたね。訂正します (2020年3月14日 16時) (レス) id: e574a3e319 (このIDを非表示/違反報告)
たこ - とても面白いと思い読ませていただかせてます!しかし一つ気になるところがあるのですが、赤羽業の中間テストの結果は4位だったような……今手元に漫画がないので確信はできませんが、多分そうだったと思います! (2020年3月13日 10時) (レス) id: efdd59c567 (このIDを非表示/違反報告)
天然記念物(プロフ) - レイれいさん» 色々あって最近更新できませんでした…再開します! (2020年1月19日 14時) (レス) id: e574a3e319 (このIDを非表示/違反報告)
レイれい(プロフ) - 面白いです!更新頑張ってください (2020年1月17日 5時) (レス) id: bed35b9be5 (このIDを非表示/違反報告)
天然記念物(プロフ) - まるさん» ありがとうございます!更新頑張ります!(´ー`) (2019年8月14日 17時) (レス) id: e574a3e319 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:天然記念物 | 作成日時:2019年8月9日 23時

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