13話 ページ15
「影山さん！私達の班に入りませんか？」
『…ん？』
突然奥田さんに言われ、頭の中が真っ白になる。
班…？
「修学旅行だよ。」
渚君が苦笑いしながら答える。
そういえばそんな感じのイベントあったなぁ…忘れてた。
『そういう事なら…入るよ。』
「あっ…ありがとうございます！」
修学旅行…京都か。
きっと暗殺をするのだろう。
顔馴染みとも会うのか……
なんて考えながら、小さな欠伸をした。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
修学旅行1日目
『あ〜…眠い。』
昨日は仕事が深夜まで続き、あまり寝れなかった。
「はぁい、生徒達」
そう言って出てきたのは…明らかに引率の教師には見えない格好のイリーナ。
「引率の教師の格好じゃない！！」
烏間先生がイリーナを引きずっていって寝巻きの姿にしたのは正直笑ってしまったが。
「へっ…E組はグリーン車かぁ。」
「当たり前だよ〜！！」
ゲラゲラ笑うその他の組。そうやって他人を見下すと、品がないと思われるって……
学習しろよ…
そんな奴らを横目にグリーン車に乗るのだった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
『あれ…殺せんせーは？』
「あ…あれ。」
渚君が指を指した方向を見ると、荷物が引っかかっているような…
「透明化してるっぽい。」
『うわぁ…気持ち悪…』
そのままぼーっとしていると、いつの間にか深い眠りに落ちたのだった_
ーーーーーーーーーーーーー
『や゛めて…痛い…』
「黙っていろ…」
痛い痛い痛い
痺れる オカシクナル。
『助け…なんて……イナイ』
物心ついた頃から罵声を浴びさせられて_
「ふん…役に立たない＿＿が」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「ん…影山さん！」
『あ…おはよう』
神崎さんだった。
「飲み物買ってくるんだけど、飲みたい物ない？」
『…コーヒーで。』
悪い夢を見てたようだ。最悪の気分だ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 87人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「赤羽業」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
天然記念物(プロフ) - たこさん» すみません！そうだったのですか…暗殺教室を読んでからしばらくたっていたので抜けてるとこがありましたね。訂正します (2020年3月14日 16時) (
レス) id: e574a3e319 (このIDを非表示/違反報告)
たこ - とても面白いと思い読ませていただかせてます！しかし一つ気になるところがあるのですが、赤羽業の中間テストの結果は4位だったような……今手元に漫画がないので確信はできませんが、多分そうだったと思います！ (2020年3月13日 10時) (レス) id: efdd59c567 (このIDを非表示/違反報告)
天然記念物(プロフ) - レイれいさん» 色々あって最近更新できませんでした…再開します！ (2020年1月19日 14時) (レス) id: e574a3e319 (このIDを非表示/違反報告)
レイれい(プロフ) - 面白いです！更新頑張ってください (2020年1月17日 5時) (レス) id: bed35b9be5 (このIDを非表示/違反報告)
天然記念物(プロフ) - まるさん» ありがとうございます！更新頑張ります！(´ｰ｀) (2019年8月14日 17時) (レス) id: e574a3e319 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：天然記念物 | 作成日時：2019年8月9日 23時
