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君を守るよ4 ページ21

北山side

藤ヶ谷だ、と思ったら気を失ったみたいで気がついたら病院だった。

帰りの車の中で2人に相談しようかと思ったけど、勘違いかもしれないからやめといた。

たまたまだ、そう思いたかった。

信じたかった。









この時2人に少しでも話せていれば俺は苦しまなくて済んだのかな。









横『着いたよ。』

北『ありがとう。』

今日のことすべてありがとう。そういう想いをこめて。



待って、そんな声が後ろから聞こえてきた気がするけど俺はそそくさと自分の部屋へ行った。



部屋で1人、俺はあの時見たスタッフさんとのメールのやり取りを遡ってみた。


スタッフ「〇月〇日 〇時から〇時まで 〇〇スタジオです。よろしくお願いします。」

北「はい、わかりました。ありがとうございます。」

どれを見ても普通の業務連絡しかしていなかった。

メールで怒らせた、ってことではなさそう。

だからといって普段会ってる時にだって業務連絡の会話しかしていないはずだ。


やっぱり勘違いだったのかも。なぜか俺はそう思った。

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