君を守るよ ページ18
北山side
いつからだろう。
気づいたら違和感ばかりを感じる日々になっていた。
今日も撮影が終わり帰ろうと荷物を整理していると
北『あれ?台本がない…入れといたはずなんだけどなー?』ガサゴソ
藤『最近物よくなくすね』
そういえばそうだ。
今までは特になくなってもそこまで気にならないものだった。
だから気にしてなかった。
藤ヶ谷に言われて気がついた。
そうだ、感じてた違和感は物がなくなることだ。
北『おっかーしーなー…どこだー』
玉『ミツー宮田と先帰ってるねーん』
北『おうお疲れ』
横『探すの手伝おっか?』
千『俺も手伝うよ』
北『いや、大丈夫。すぐ見つかると思うからお前らも先帰ってていいよ』
そういうとみんなはお疲れーと帰って行った。
北『よし、探すかー』
この時はまだ人を疑うことはなかった。
どこかに置き忘れたんだろう、と。
でも違った。
今日歩いた道、使った所を片っ端から探しているとどこからか聞き覚えのある声が聞こえてきた。
?『あいつ物ないの全然気が付かねーの!笑』
?『まじやばいって!ぎゃはは』
?『てかちっちゃいくせに偉そうだよなー』
?『ほんとちっちぇーよな笑』
?『あ、そろそろ行かなきゃ』
?『これどうする?』
?『そこら辺に捨てとけ。笑』
すると近くの部屋のドアがガチャりと開いた。
やべ。
そう思って一瞬で俺は隠れた。
いや、なんで俺は隠れてんだ。
ちっちゃい人なんてたくさんいるじゃないか。
部屋から出てきたのは何回も関わっているスタッフさん2人だった。
挨拶したほうがいいんじゃないか。
そう思うけど体はなかなか動き出せない。
バサッ
2人のうちの1人が部屋の入口に置いてあるゴミ箱に何かを捨てるのが見えた。
まさか。
まさか、な。
疑っちゃ悪い。
そう思いながらも部屋に入りゴミ箱を覗いてしまった。
北『…っ』
そこには俺が探していた台本があった。
北『っ…スー…ハァッ…ゲホゲホッ…ハァッ…』
?『…北山?』
聞き馴染んでる声
大好きな声が聞こえてきた
北『ハァッ…ハァッ…スー…ふじっ…や…ゲホゲホッ…ハァッ…』
藤『北山!おい、北山!』
俺はそこで意識を手放した
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みぃた(プロフ) - ユズガヤさん» リクエストありがとうございます!了解致しました! (2019年6月18日 21時) (レス) id: 74204e0c16 (このIDを非表示/違反報告)
ユズガヤ(プロフ) - いつも楽しみにしています。リクエストお願いします。藤ヶ谷くんがストレスからの高熱出して北山くんに看病されるお話が読みたいです。よろしくお願いしますm(_ _)m (2019年6月18日 21時) (レス) id: 5ca68a611e (このIDを非表示/違反報告)
みぃた(プロフ) - 名無し0810号さん» リクエストありがとうございます!了解致しました! (2019年6月18日 16時) (レス) id: 74204e0c16 (このIDを非表示/違反報告)
みぃた(プロフ) - のんたまさん» リクエストありがとうございます!2つとも了解致しました! (2019年6月18日 16時) (レス) id: 74204e0c16 (このIDを非表示/違反報告)
名無し0810号(プロフ) - ニカ千が喧嘩してそれが原因で体調を崩して兄組に看病してもらうのがみたいです (2019年6月18日 7時) (レス) id: 63fb975b40 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みぃた | 作成日時:2019年3月20日 1時