不運大魔王の幸運な弟 にぃ

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尾浜「ってことで連れてきた〜」


A「.......」


みんなに見られるのが少し恥ずかしくて、尾浜先輩の肩に顔を埋めた。


三郎「そういえば、伊作先輩、しばらく居ないのか」


竹谷「会いに来たのにいなくて、寂しそうだったんで一緒に巣箱作って、そのまま連れてきた」


雷蔵「そうなんだ。A、おいで」


A「.......」


不破先輩は、兄さんみたいな人だ。

優しくて、暖かくて.....


太陽みたいで.....


でも、きりちゃんから聞いたことある。

不破先輩、怒るとめちゃくちゃ怖いって。


兵助「取り敢えず、座りなよ」


尾浜「そうだね」


A「......」


尾浜先輩と不破先輩に挟まれた。


雷蔵「お茶どうぞ」


A「！ありがとう、ございます」


お茶を受けとり、一口飲んだ。


A「おいしいです」


優しい味がする。

おいしい.....


雷蔵「それはよかった。お菓子も一緒に食べようね」


A「ｺｸｯ」


やっぱり、不破先輩は優しい人だ。


兵助「一週間かぁ......伊作先輩、不運あるからもう少し長引きそう.....」


A「そ、れは、大丈夫だと思います。兄さんには、幸運が着いてます」


兵助「？」


竹谷「栞？」


A「手ぬぐいです。兄さん、それをあげてから実習早く終わるようになって......」


三郎「Aの幸運様々だな」


A「はいっ」



五年生の皆さん、あったかい。


はやく、兄さん帰ってこないかな.......

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