不運大魔王の幸運な弟 にぃ

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伊作「ありゃ、両足やっちゃってるね.....」


A「ん、やっ、ぁ......」


足を持たれ、消毒液をかけられた。


伊作「こら、動かない」


A「やだっ、やだぁ.....に、ぃさっ......」


伊作「暴れないで」


綿でポンポンと局部を消毒され、塗り薬を塗られた。


A「ふ、うぅっ、うーっ、にぃさっ.....」


足触られるのやだ。


伊作「はい、終わり」


A「うーっ....」


近くにあった布団を頭に被った。


もうやだ.....


本当に足触られるの嫌い。


伊作「ほら、かわいいオオカミさん。お顔を見せて？」


A「や」


伊作「僕まだ、一回もAの衣装ちゃんと見てない。兄さんに見せて」


A「足もうやだ」


伊作「はいはい。ほら、おいで」


A「......」


布団から頭を出して、兄さんの膝の上に乗った。


伊作「かわいい〜」


A「んん」


兄さんに頭を撫でられた。


伊作「演技すごく上手だったよ。僕感動しちゃった」


A「ん、みんなと頑張ったんだ」


必死に練習して、みんなを感動させたくて......


A「兄さん」


伊作「うん？」


A「ん、ふふっ」


ぎゅーっと兄さんに抱きついた。


伊作「A？」


A「兄さん、大好き」


伊作「！僕も、Aが大好きだよ」


A「えへへ.....」




なんだかすごく、幸せだなぁ.......

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