同じクラスにはモテ男共がいる

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A「なんでこういう時に限って、朝早く来ちゃうかなぁ.......」


はぁ.....と大きくため息をついた。


学校行きたくない日に限って、朝早く起きて、めっちゃ豪華？な弁当作って.....


初めてだよ。門が開いてすぐに学校来たの。


A「誰もいねぇだろ」


ガラガラッと教室のドアを開けた。


A「！」


兵助「おはよ」


椅子に座って本を読んでる久々知がいた。


A「なんっっ！で、いんだよ！！」


兵助「朝早く行きたいって気分だったんだ」


A「まじかよ......」


はぁ.....と顔を手で覆った。

勘弁してくれ.....


兵助「おはよ」


A「おう......はよ」


自分の席に座って、荷物を置いた。


兵助「Aも今日は随分早いね」


A「たまたま」


久々知の方を向かず、そっぽ向いて返事をした。


兵助「恥ずかしいの？」


A「別に」


兵助「嘘つき」


A「っ！！」


ガッと顎を掴まれ、無理やり顔を久々知の方へ向かされた。


兵助「顔真っ赤じゃないか」


A「っ〜〜〜〜っっ！！離せ！バカ久々知！！」


ブンッと腕を振って、距離を取った。


兵助「.....兵助、ね？」


A「っ！」


兵助「兵助って呼ばないと、また.....しちゃうよ？」


A「ひ、ぅ.......」


ボソッと吐息混じりの声で、そう言った。


A「くそ......」


兵助「ふふ、かーわい」



俺は、多分こいつに勝てない。

か、楓さん......？？→←・

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