同じクラスにはモテ男共がいる

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A「ん、ぁ......？」


ズキリと痛む顔面を押さえ、布団から起き上がった。


A「布団......？」


肌触りのいい布団を触り、辺りを見渡した。


A「保健室......」


新野「おや、目を覚ましたかい？」


A「にーのせんせい.....なんで、俺保健室に？」


新野「体育で顔にボールが当たって、そのまま気を失ってしまったんですよ」


A「通りで、顔が痛いわけだ......」


さすさすと顔を摩った。


花のところに絆創膏貼ってあるし、ほっぺの所に湿布が貼ってある。


新野「ちなみに今三時間目終わりくらいです。早退しますか？」


A「いや、出ます。腹減ったし.....」


新野「わかりました」


A「いだだだだ.......」


ズキン！と頭が痛んだ。


新野「あまり無理しないでくださいね。あと、頭が痛むようなら、病院に行くこと。分かりましたか？」


A「はーい」


今日バイトあるし、明日も痛かったら休んで、医者行こう。


A「じゃあ、失礼しました〜」


新野「はーい、お大事に」


保健室を出て、教室に向かって歩いた。


体育楽しかったけど、痛てぇな。

主に顔面。


A「次数学か.....だるいな」


ちょっとくらい寝てもバレなそうだけど。


ダメそうだったら寝よ。



そう思い、たどり着いた教室のドアを開けた。

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