忍ばないお姫様 (ページ47)

今日:19 hit、昨日:29 hit、合計:113,880 hit

名前呼びページ47

.

深「あ、あのAさん」

『え？！あ、どうした？』

急に深田に話しかけられたから、びっくりした

いや、あのIslandTV以来、ちょっとは仲良くなれたかなって私は思ってたんだけど、こんなにビビりながら話しかけられらそんな風には思えないよね.....

深「あの、これ.....」

『ん？.....え？！』

深田がくれたのは、私がずっと欲しかったブランドのリップで

『なんで.....これ、』

深「や、Aさん誕生日だったじゃないっすか。俺も貰ったし.....」

前、雑誌で見てたヤツだと思ったんですけど、違いましたか.....？って小さい子みたいに不安そうに聞くから

『んーん、あってる！ありがとう！！』

深「.....っ、良かったっす、笑」

って嬉しそうに笑う深田は普通にいたらきっとモテるんだろうな

相手の欲しいものをリサーチしてプレゼント、その上あのスタイルにこれまたイケメンな顔がくっついてるわけだから

普通だったら関わりはない相手だけど、せっかく同じグループになれたんだし、ちょっとずつ仲良くなれたらいいなって思うから、ここは先輩の私が言わなきゃなって

『.....ねえ、Aさんって呼ぶのやめない？』

深「.....え？！」

『え、そんなにいや？笑』

深「や、あの、違くて.....Aさんは先輩だし、そんなのおこがましいっていうか.....」

『私が良いって言ってるからいいじゃん。深田が嫌なら別だけど.....』

深田なら二つ返事でOKすると思ってたから、思わぬ誤算にちょっとメンタルがやられた、笑