忍ばないお姫様 (ページ18)

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『こんにちは！』

あの6人の姿を見つけ駆け寄る日向

樹「Aじゃん！」

髙「久しぶりだね〜」

『お久しぶりです！今日何の日か分かりますか？！』

森「ふは、忘れるわけないじゃん」

『おめでとうございます』

松「ありがとね」

そう、今日は、SixTONES、SnowManのデビュー発表があった日だ

東京ドームで彼らとライブをしていた日向は、突然の発表に驚き、涙した日でもある

樹「いやー、未だにAの泣き顔は忘れられんわ笑」

ジ「いやー、びっくりしたよね」

『びっくりしたのはこっちですから！』

入所してから兄のように慕ってきた彼らのデビューは、日向にとっては嬉しくも、寂しい出来事だった

いつも涙を見せない彼女が、初めてファンの前で涙流した

それくらい、日向にとって大きなことだったのだ

『すっかり、距離が出来ちゃったみたいでちょっと寂しいです。笑』

少し寂しそうに笑う日向

それもそのはず

SixTONESがデビューしてから、ほとんど毎日会っていたのが急に会えなくなってしまったからだ

しかし、彼らはそんな日向の気持ちはお見通しなようで

松「なんでよ、笑。追いつきます！って宣言したのは誰だっけ？笑」

髙「そうそう笑。」

ジ「別に俺らは俺らだし？笑」

森「会いたくなったら連絡してよ。どこでも飛んでくよ？」

京「また、一緒にライブするんでしょ？」

樹「A、」

「待ってるからな」

大好きな先輩との約束

もっと頑張ろうと心に決めた瞬間だった