雪屋敷の日常

5Day ページ5

女の子を連れて屋敷に戻り、とりあえず客間に寝かせ、これからの事を話し合うために居間に行くと、既に全員が集まっていた。







阿部「ふっか。あの子、5年前に売った男の娘だよね？」



深澤「そうだと思う」



宮舘「連れて帰って来てどうするの？」



深澤「その事なんだけど、しばらくここで一緒に生活しようと思うんだけど、どう？」



岩本「俺に振るな。決定権はふっかでしょ」



深澤「全員の意見は聞かなきゃ」



向井「俺は全然いーで！あんなほっそい子、外に出した方が心配なる！」



ラウ「僕も賛成！お姉ちゃんが出来るなら大歓迎！」








真っ先に手を挙げた康二とラウールを筆頭に、反対する奴は誰もいなかった。








阿部「ま、身辺調べたけど、俺らの害になる情報は全く無いし、いんじゃない？」



深澤「よし、決まり」



宮舘「ただ、本人が嫌だって言えば、そこは尊重してあげなね」



深澤「わーってるよ」









この屋敷に、君の敵はいないよ。

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