雪屋敷の日常

3Day ページ3

男の部屋のドアを照が蹴り破ると、目に入ったのは、俺たちの標的と、そいつが馬乗りになっている女の子。









その女の子には、見覚えがあった。









深澤「佐久間、やれ」



佐久間「にゃはは！了解！」







暴れる事を全力で楽しむ佐久間が男を蹴り、上から退かす。







男「ぐはぁっ！」








今度は佐久間が男に馬乗りになり、顔が分からなくなりそうな勢いで殴り続ける。





女の子の方は阿部が駆け寄った。









阿部「首締められて意識無いね。でも死んではないよ」



岩本「あの子、前にもこんな事なかったっけ」



深澤「やっぱり？災難だね」



阿部「佐久間。それくらいにして。そろそろ本当に顔潰れる」



佐久間「にゃーっす」



岩本「お前さ、何関係ない奴殺そうとしてんの？」



男「あ…が…」



岩本「やりすぎ」



佐久間「にゃはははは！でもこんぐらいやんなきゃ分かんないじゃーん」



深澤「まぁいいよ。どうせ売り捌くんだし。阿部、樹に連絡しといて」



阿部「もうしてあるよ。売り手は見つかってるから、後で回収しに来るって」



深澤「了解」



阿部「この子どうする？」







痩せ細り、少しの力で骨が折れそう。








深澤「とりあえず、じーさんとこだな。照、車回して」



岩本「了解」

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