検索窓
今日:10 hit、昨日:2 hit、合計:193,219 hit

89 ページ39

_



玉森side




それから2日後の水曜日。



朝から身体はなんとなくだるかったけど
それはどんどん悪化していって
昼には自分でも自覚する極度の悪寒。



絶対熱あるやつ。



上司に断って早退させてもらった。




なんとか家に帰ってきてベットに突っ伏した。




身体がぶるぶる震えてやばい。




頭まで布団に潜って
そこから死んだように眠った。







:
:






どのくらい経ったのか分からないけど
部屋は真っ暗だからもう夜なのかな。




相変わらず身体は痛いし頭はガンガンしてる。





寝返りをうって寝直したい所だけど
汗もかいてて気持ち悪いし何か水分もほしい。



でも起き上がるのもしんどくて
1人ベットで苦しんでいるとスマホの着信音。





枕元にあったはずと手で探って
画面を確認するけど部屋が暗いから眩しくて目を細める。





でもこんな時に電話をしてくるのは宮田くらいだろうと思って画面をスライドさせて電話に出た。





「たま?具合どう?」

「最悪。死にそう。」




やっぱり相手は宮田で少しだけホッとしてる。




「いや〜
お見舞いに行ってあげたかったんだけどなぁ。
明日は行けるからなんかほしいものあったら送っといてよ」

「おう。ありがと」




そうだった。

宮田は今日は午後から出張で1泊だったっけ。


買い物も何もせずに帰ってきたから
助かったと思ったけどどうやらここには頼れないみたい。



じゃあね〜、なんて呑気に切れた電話。





「.....しんど」





朦朧とする意識の中で
そのままトーク履歴が並ぶ画面をスクロールしてる。




ほんとに無意識に
“A”のトークページを開いてた。





弱ってる時の人肌恋しさと
これまでに積み重なったAへの想いのせいなのかな。。





Aのトークページの履歴を遡って、
それだけでもなんか安心してる自分。






そこで意識は途切れた。

90→←88



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (358 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1537人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

mayumitsu(プロフ) - りーちゃんさん» いつもありがとうございます!サウナ見ましたよー!裸体×汗たまんないっすね(*´`)チーマネさんに感謝しかないです!!!抱かれたいですよね…この気持ちはどうしたらいいんでしょうか(´・_・`)お互いすごく酔ってる時にめちゃくちゃに抱かれたい派です!←聞いてない (2020年2月17日 21時) (レス) id: 17b9bc1b51 (このIDを非表示/違反報告)
りーちゃん(プロフ) - とうとうベットにぃぃぃぃぃ!!!(興奮)もうシューイチのサウナみっくん見てからあの身体に抱かれたい願望が爆発しております、、、続きの更新も楽しみにしてます☆ (2020年2月16日 23時) (レス) id: 21de289748 (このIDを非表示/違反報告)
mayumitsu(プロフ) - yk717miraiさん» コメントありがとうございます!だいぶ久しぶりの更新ですみません(´TωT`)お互い好きなのに離れ離れになるのはつらいですよね...しかも玉森くん勘違いしちゃってますしね...(´-`) (2020年1月11日 22時) (レス) id: 3557271f17 (このIDを非表示/違反報告)
yk717mirai(プロフ) - 私的にはやっぱりヒロインさんと玉森さんがやっぱりお互い好きな気持ちを確かめ合って元に戻ってほしいです。玉森さんがやっぱり諦めキレなくて、、、、、好き同士なのに悪い人に引き裂かれて終了なんて哀しすぎます! (2020年1月11日 16時) (レス) id: 2f50dbd382 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:mayumitsu | 作成日時:2019年10月8日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。