最強メイドちゃん【wrwrd】【日.常.組】

第24話 ページ31

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ci「オロロロロロロ…………。」



pkt「チーノさん、この移動に慣れなくちゃね！」




ci「む、無茶言わんとって下さい……。



オエっっ…」



『チーノくん、こんなものでへこたれていては、復讐など出来ませんよ！』


ci「うぇっぷ……！」









〜チーノ視点〜


ウォーターじょ……いや、Aさんに喝を入れられる。



情けないことに、蘇ったのは、妹さんの声。






"＿＿＿＿＿＿貴方、スウィンドラー嬢って言うのね！よろしく！"



"＿＿＿＿＿＿跡を継ぐのはお姉ちゃんだから、私は自由なの！

お姉ちゃんには幸せになって欲しいし、貴方には頑張って貰うわよ！！


そうだ！

ねぇ、皆で一緒に遊ばない？"









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とっても優しくて、こんな俺にも柔らかく笑ってくれたあの子。


いつの間にか、俺はAさんにオチていたけど。









もし、彼女(妹さん)が生きていたら＿＿＿









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"＿＿＿＿＿＿………。






今夜はとっても、月が綺麗ね。"




"＿＿＿＿＿＿ふふ、意味はまだ知らなくて良いわ。"









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『ほら、行きましょう。』



ゆっくり手を伸ばしたAさんが、君に見えて仕方ない。





きっと俺は、まだ君を探してるんだ。

Aさんの中に。







「……はい、行きましょう。」


俺はニッコリ笑う。

ひどく掠れた声を誤魔化すように。








"君に返事がしたい。"








その気持ちを隠すには、


"スウィンドラー(詐欺師)嬢"の名前で足りる。

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