第3話 ページ4
ダクトから飛び降り、庇うように坊ちゃんの前に立つ。
……しかし。
?「っ、お前、メイドかぁ!!?」
だいぶ錯乱していますね。
なにかの薬でしょうか……。
『……早く戦闘の体勢にならないと、怪我しますよ。』
実際そうである。
私はもう、攻撃を繰り出し始めているのだから。
すると、相手がナイフを振りかざして走ってくる。
本来ならここで上に跳んで避けるのが最善手なのですが、後ろには坊ちゃんがいるので…。
ヒュッと身を屈めて、相手の懐に入る。
そのまま腕を振り上げると、相手のお腹と腕が同時にやれます。
その前に自分の腕が折れる人もいますが……。
ナイフが床に落ちる乾いた音が聞こえ、相手の絶望する顔が見える。
『……さよなら。』
最後にそう呟いて、私は相手ごと窓から飛び出した。
zm「っは?
え、ちょ、何しとるん、お前!!!?」
後方からゾム?様の叫ぶ声が聞こえますが、無視です、無視。
ここ大事。←
……というか、今空中ですね。
巫山戯ている場合ではありませんでした。
相手の指
……微かに動くのが見えました。
『駄目ですよ。
自分の命は大事にしなくては。』
微笑んで、相手を蹴り上げる。
これを空中でやってのけたのですから、誰か褒めてほしいです…。
そのまま落下しかけた時、間一髪で窓枠を掴み、宙ぶらりんの状態になる。
直後に目の前で散る火花、猛烈な爆風。
zm「っえ、なん、で?」
…………薬で兵士の自我を奪って、自爆特攻ですか…。
先程ちらりと紋章が見えましたが、α国も中々酷いことをなさる。
パッと部屋に戻り、呆気にとられている我々国の幹部様達を見やる。
……それに比べてウチの坊ちゃん方と言えば…
pi「うおぁ、助かったよぉ〜〜!!
マジで今回は死 んだかと思ったぁあ〜。」
sg「ホント……。
僕も思いましたもん。
"あ、これ、Aいないやん。死 んだ☆"って。」
kr「すごいや〜!
ナイスタイミングだったよ、A!」
tr「……やっぱり今回も、この国まで走ってきたんですか。」
……危機感がなさすぎるんですね…。
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ウパーくん - 初コメ失礼します🙇 本当にメイドちゃんがgrさん達に貰ったプレゼントを身に付けてるのマジ好きすぎる‼️ (2022年7月31日 1時) (レス) @page43 id: a71b74aaab (このIDを非表示/違反報告)
すなめり(プロフ) - わーい\(^o^)/さん» サラッサラです!((コメントに気付いてなかったなんて言えない() (2021年9月20日 7時) (レス) id: 87eae225ed (このIDを非表示/違反報告)
わーい\(^o^)/ - 神通り越して、髪ですね!(ごめんなさい完結してないと思ってたなんて言えない) (2021年8月1日 22時) (レス) id: 7e1bdb3c05 (このIDを非表示/違反報告)
すなめり(プロフ) - おつ2@通りすがりの饅頭さん» こっ、こここコメントありがとうございます!!迷子については触れないでおきますね!() (2021年2月25日 15時) (レス) id: 28f94f75c2 (このIDを非表示/違反報告)
おつ2@通りすがりの饅頭 - しばらく迷子になってたら完結してただと…!?完結おめでとうございます! (2021年2月25日 8時) (レス) id: e7282832ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:すなめり | 作成日時:2020年8月11日 20時