第13話 ページ16
？「…ん、目、覚ました？」
私が記憶したのは、見覚えのない天井、薄水色のカーテン、人が動き回る音。
『………ここは？』
きっと今、私は警戒心剥き出しなんだろうな、と呑気な事を考えながら、目の前の人を睨む。
？「へ？
…あぁ、そうだそうだ。」
何かを思い出したように呟いたその人は、机の上にあった紙を顔にかける。
その紙には、"神"の文字。
それでは、この人はもしかして……
sn「俺はしんぺい神。
ぺ神とでも呼んでよ。
一応、我々国幹部兼医師やってまーす！
君、お腹刺されて、ここに担ぎ込まれたんだけど…。
覚えてる？
Aちゃん。」
………きっと、今の私の顔は、すごく青い。
『…っ、す、すみません！
御顔の紙が無かったもので、しんぺい神様とは見分けがつかず……！！』
sn「あーららー。
謝るのナシね。
紙は夜だから外してただけだし、別に良いよー。」
ベッドに座ったまま、ペコペコと頭を下げる。
sn「ところで、もっかい質問。
…何があったか、覚えてる？」
『……ええと…ですね。
し、侵入者を退治致しました。』
答えると、しんぺい神様にいきなり手を掴まれる。
sn「…自分の身を犠牲にしてグルッペン庇ったんだって？
もうちょっと、体に思い入れはないわけ？」
責めるような、鋭い目。
この目は、この目は。
見たことがある。
……でも、"あの人"よりは、優しい目だった。
私は、息を吸って答える。
しんぺい神様の目を、しっかり見据えて。
『……私の幸せは、奉公先の御方の幸せ。
誰に何と言われようと。
一度に限らず大切な人をなくしてしまった私めにとって…これは常識なので御座います…。』
最後の方は俯きがちになって言ったが、それでもこの事を言うと、しんぺい神様の、腕を掴んでいた力が緩くなった。
sn「………そう。」
しみじみと、ゆっくり言うしんぺい神様。
沈黙の後、しんぺい神様は私に言った。
sn「…時間ずれちゃったけど、今行けば食堂にもなんかあるんじゃないかな。
……一緒に行く？」
私が顔を上げると、ニコニコしているしんぺい神様。
『……は、はい。
御一緒させて頂きます。』
そう答えて、医務室を出た。
…というか、此処、医務室だったんですね。←
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ウパーくん - 初コメ失礼します🙇 本当にメイドちゃんがgrさん達に貰ったプレゼントを身に付けてるのマジ好きすぎる‼️ (2022年7月31日 1時) (
レス) @page43 id: a71b74aaab (このIDを非表示/違反報告)
すなめり(プロフ) - わーい＼(^o^)／さん» サラッサラです！((コメントに気付いてなかったなんて言えない() (2021年9月20日 7時) (レス) id: 87eae225ed (このIDを非表示/違反報告)
わーい＼(^o^)／ - 神通り越して、髪ですね！(ごめんなさい完結してないと思ってたなんて言えない) (2021年8月1日 22時) (レス) id: 7e1bdb3c05 (このIDを非表示/違反報告)
すなめり(プロフ) - おつ2@通りすがりの饅頭さん» こっ、こここコメントありがとうございます！！迷子については触れないでおきますね！() (2021年2月25日 15時) (レス) id: 28f94f75c2 (このIDを非表示/違反報告)
おつ2@通りすがりの饅頭 - しばらく迷子になってたら完結してただと…！？完結おめでとうございます！ (2021年2月25日 8時) (レス) id: e7282832ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すなめり | 作成日時：2020年8月11日 20時
