9話 ページ10
宇髄「よし、今日は派手に飲むぞ!」
不死川「馬鹿かァお前、声がでけェんだよ」
悲鳴嶼「南無阿弥陀仏・・・」
伊黒「お前たちは何かあれば言い合うことしかできないのか」ネチネチ
杏寿郎「うまい!うまい!」
冨岡「鮭大根はあるか」
これは一体どういう集まりなんだ、と心の中で呟く。
成人を迎えている柱達で飲み会だ、と天元が言った一言により開催された。
私はその言葉に面倒なものを感じたため、そそくさと屋敷へ帰ろうとしたが天元に呆気なく捕まった。
抵抗する私を俵担ぎし、この居酒屋まで無理やり運ばれたのだ。
宇髄「おいA、久しぶりに酒で勝負だ。いつも胡蝶に止められて勝敗が決まらねぇからな、今日こそは決着つけてやる」
天元と飲みに行くたびに始まる勝負は、単純にお酒の量を競うものだ。
柱の中でも1、2を争うお酒の強さを持つ私に、天元は何度も勝負を申し込んでくる。
そのたびにしのぶちゃんが止めてくれるのだが、今日はその役がいない。
貴「やだよ、明日の任務に響くし」
今日は任務明けから眠れていないため、体調も万全ではない。
この人たちの前で潰れるのはごめんだ。
不死川「お前は勝てない勝負は挑まねぇんだなァ」
伊黒「柱としてそういったのはどうかと思うが」
その言葉にピクリ、と反応してしまう。
貴「は・・・・???負けるわけないでしょ」
挑 発 に 乗 っ て し ま っ た 。
なんでこんな安い挑発に乗るかなぁ・・・と自分を責める。
聞いた天元は「よっしゃ!」と意気込み、店員さんに大量の日本酒を持ってこさせている。
ちなみに義勇、杏寿郎、悲鳴嶼さんは、各々が頼んだ料理に夢中である。
女の子はお酒に弱いほうが可愛いのに、どうして私は強いのか。
はぁ、と目の前に並べられた日本酒を見てため息をつく。
宇髄「勝ったほうが、負けたほうを1日なんでも命令できる。これでどうだ」
貴「わかった。負けても文句言わないでよ?」
宇髄「ほぅ、言うじゃねぇか。おい伊黒、審判してくれ」
そして伊黒の合図で、勝負は開始された。
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にんにく - 煉獄さんがしのぶのところに足を運んでいたのは、てっきり華さんが妊娠でもしてるのかと思ってました!でも読み返してみたら、2話でも華さんが簪を指しても「買ってあげよう」とは言ってませんし、伏線?が散りばめられていたんですね…。続編楽しみです! (2019年11月17日 23時) (レス) id: 315083b1b9 (このIDを非表示/違反報告)
かな(プロフ) - 初めてこんなに続編が気になる作品に出会えました。これからの進展がすごく気になります!続編もすぐ読ませてもらいます! (2019年11月17日 13時) (レス) id: d43f11df13 (このIDを非表示/違反報告)
中二病者です!(プロフ) - 次の作品も続編も楽しみに待っています!だけど、冬の季節になったので体調には十分気をつけてくださいね!更新楽しみにしています! (2019年11月17日 7時) (レス) id: ab06cdee91 (このIDを非表示/違反報告)
はず - 作者様…!とても気になります!読んでいてとても楽しいです。更新頑張ってください!応援してます!! (2019年11月16日 18時) (レス) id: 91e1062183 (このIDを非表示/違反報告)
さやか(プロフ) - おおお!!ついについに来るのか?来るべき時が来るのか?? (2019年11月16日 0時) (レス) id: 70d7a9e017 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みっど | 作成日時:2019年11月3日 21時