検索窓
今日:1 hit、昨日:48 hit、合計:824,910 hit

11話 ページ12

貴「んー・・・さすがにお酒飲みすぎたな」


翌朝・・・正確に言うと早朝だが、目が覚めた。



少し痛む頭をおさえつつ立ち上がる。


昨夜の2人での晩酌では昔話に花を咲かせ、とても盛り上がった。


日付を回ったところでお開きとなり、夜も遅いため煉獄家にお世話になることになった。



身支度を済ませたところで、ふと考える。

貴「・・・槇寿郎さん起きてるかな」


せめて槇寿郎さんには挨拶をしておこうと思い、昔の記憶を頼りに部屋を探す。


貴「・・・あ」

襖が少し開いており、そこから縁側に座る槇寿郎さんの後ろ姿が目に入る。


こんな朝早くから起きて、お酒飲んでるのか・・・



杏寿郎から、たまにではあるが槇寿郎さんの話を聞いていた。


こうして会うのは約1年ぶりで、少し緊張する。


槇寿郎「誰だ」

さすが元柱だ、引退してもまだ実力は残っている。


貴「槇寿郎さん、お久しぶりです。九頭龍 Aです」


槇寿郎「何の用だ」

貴「昨夜杏寿郎と晩酌をしまして、寝床を借りておりました。せっかく煉獄家に来たので、槇寿郎さんにご挨拶にと」


槇寿郎さんはこれ以上何も言わないだろう、と「挨拶にきただけですので、失礼します」というと「おい待て」と槇寿郎さんがこちらを向いた。


貴「はい?」

まさか止められるとは思わず、情けない声を発してしまう。


槇寿郎「お前も災難だな」

災難・・・??


槇寿郎さんの言いたい事が見えず、首をかしげる。



槇寿郎「杏寿郎に思いを寄せていたにもかかわらず、杏寿郎があの塩崎という女と婚約するとは」
貴「え・・・・」

―千寿郎『父上が居酒屋で酔っぱらったらしく、相手方の父と20になったら婚約させると約束を』―

どういうことだろうか。以前千寿郎君に聞いた話と、今槇寿郎さんが言っていることがちぐはぐだ。


槇寿郎さんのこの言い方だとまるで、・・・・


貴「杏寿郎自らが・・・華さんと婚約したということですか?」


思っていたよりも震える自分の声にビックリするも、今はそれどころではない。


槇寿郎「なんだ、聞いていないのか?これはあいつら2人で決めた婚約だ」

12話→←10話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (615 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1477人がお気に入り
設定タグ:鬼滅の刃 , 煉獄杏寿郎   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

にんにく - 煉獄さんがしのぶのところに足を運んでいたのは、てっきり華さんが妊娠でもしてるのかと思ってました!でも読み返してみたら、2話でも華さんが簪を指しても「買ってあげよう」とは言ってませんし、伏線?が散りばめられていたんですね…。続編楽しみです! (2019年11月17日 23時) (レス) id: 315083b1b9 (このIDを非表示/違反報告)
かな(プロフ) - 初めてこんなに続編が気になる作品に出会えました。これからの進展がすごく気になります!続編もすぐ読ませてもらいます! (2019年11月17日 13時) (レス) id: d43f11df13 (このIDを非表示/違反報告)
中二病者です!(プロフ) - 次の作品も続編も楽しみに待っています!だけど、冬の季節になったので体調には十分気をつけてくださいね!更新楽しみにしています! (2019年11月17日 7時) (レス) id: ab06cdee91 (このIDを非表示/違反報告)
はず - 作者様…!とても気になります!読んでいてとても楽しいです。更新頑張ってください!応援してます!! (2019年11月16日 18時) (レス) id: 91e1062183 (このIDを非表示/違反報告)
さやか(プロフ) - おおお!!ついについに来るのか?来るべき時が来るのか?? (2019年11月16日 0時) (レス) id: 70d7a9e017 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:みっど | 作成日時:2019年11月3日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。