47 TH ページ47
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TH「シュガヒョン?」
YG「はぁ…、」
TH「溜息ついてる暇あったら卓球しますよ!」
YG「は?」
しょうがねぇなと立ちがあるヒョンを、何だかんだ優しいななんて思う。
そして、なんだか元気の無いヒョンを見ると、やっぱりヌナが関係してるんじゃないかって思った。
正直言うとヒョンはヌナのことになると、すぐに顔に出る。
YG「おい、何見てんだ?」
TH「あ、いや、別に」
YG「あ?集中しろよ」
TH「ヒョンなんだかんだやる気じゃないですか」
YG「うるせえ黙って相手しろ」
ヒョンは卓球やる気満々みたいだけど、正直僕はヌナとヒョンのことで頭がいっぱいで、卓球どころではない。
ヌナはもうジンヒョンのものかあ、って思ってたけど、やっぱり違うね。
ヌナはジンヒョンとずっといたけど、シュガヒョンをずっと見ていた。
そんなヌナを、僕はずっと見てたんだ。
TH「シュガヒョン」
YG「なんだよ」
TH「ヒョンは鈍感ですか?」
YG「……は、?」
突然の僕の言葉に、ヒョンはピンポン玉を落とした。
そして僕の方をポカーンと見ている。
ジンヒョンは、本当にヌナのことを愛している。
たとえ自分が幸せになれなくても、ヌナの気持ちを正すと思う。
それでヌナが、本当に幸せになれることを知っているから。
TH「シュガヒョンはヌナのこと、好きじゃないんですか?」
YG「…お前に関係ねぇ、」
TH「僕は2人のこと応援してますよ、ずっと」
2人だけを見てきた。
2人のために、いつまでも2人が上手くいくように、僕は何でもしてきた。
ジンヒョンに譲るために、自分を偽るのはやめてよ。
ヌナが誰といれば幸せになれるのか、ヌナを幸せに出来るのは誰なのか、分かってるんでしょ?
TH「今からヒョンに問題を出します!当てないと、僕はもうシュガヒョンの味方しませんから!」
YG「…なに、」
ヒョンに自分で気づいてほしかったから、あえて何も言ってこなかった。
ヌナにも何も言わなかったけど、ヌナはジンヒョンといるうちに、自分の気持ちに自分で気づいたみたい。
ヒョン、最後のチャンスです。
TH「ヌナが一緒にいて幸せな人って、誰でしょうか」
ヒョン、ヌナを知ってください。
ヌナに気づいてください。
ヒョンを待ってます。ヒョンを求めてるんです。
YG「……俺、あいつが来るの、待ってる」
ヌナなら大丈夫。
ヒョンと結ばれに、ここに来ます。
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さくらんぼ - ユンギヤアアアアアアアアーー!! まじで 可愛い キヨ (2019年6月17日 23時) (レス) id: c306612a0b (このIDを非表示/違反報告)
k(プロフ) - 空気読めなくて図々しい彼女ちゃんにもはや爆笑 (2018年12月5日 11時) (レス) id: 783d9deaa6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆんぎらぶ - もうシムクン(胸きゅん)だらけでやばい…。ユンギ好きこのお話みたいに愛されたい← (2018年11月27日 18時) (レス) id: 8bf3196fdf (このIDを非表示/違反報告)
moai(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです!!更新楽しみにしてます! (2018年11月25日 18時) (レス) id: d5d0b8a583 (このIDを非表示/違反報告)
兎に恋した兎 - このユンギさん推せます。 (2018年11月11日 20時) (レス) id: 5d350162f8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:恋 | 作成日時:2018年10月11日 19時