自由彼女と束縛ユンギ

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色々ありすぎて忘れるところだったけど、
今日は新曲のMVの撮影





「おい」


『えっ、あちょっと…！』





見覚えのある声にバッと顔を上げると、
それと同時に飲み物を投げられた

飲めと言うことだろう





『あ、ありがとう』


「…ん」





ういしょ、と言って私の隣に腰をかけるユンギ

気まずくて下を見ていると、
渡してくれた飲み物が炭酸でないことに気付いた


わたしが炭酸苦手って、覚えててくれたのかな
自分は炭酸買ってるくせに…





「ジンヒョンと、付き合ってんのか」


『うん、付き合ってるよ』





……付き合ってないよ、そう言いたい

でもだめなの。わたしにユンギはだめみたい


ユンギに迷惑かけるしさ。
もう、無理だよ、わたしには…





「ふーん」


『…ユンギにひどいこと言ったよね、わたし』


「別に気にしてねぇけど」


『…そっか』









「もう、帰ってこねぇの」


『……え？』


「…俺んとこ」





なにそれ。帰って来てほしいの、？





『帰らないよ』


「どうしても？」


『うん』


「もう俺の言うこと、聞いてくれねぇの」


『うん。もうソクジンの連絡先も入れてるから』


「は？やだ」


『…オッパの連絡先あったっていいでしょ』





本当は入れてない。ちゃんと断った
ユンギとの約束を破る気がしたから。





「だめ」


『知らないっ、』


「だめ、A。だめ、ほんと」





普段言わないくせにだめなんて言わないでよ

手離したくなくなるじゃん、





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