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始業式から3日後。
今日は学校行事の歓迎遠足。
といっても学校から少し離れた公園まで
歩いて行ってそこで部活紹介なりをやって
歩いて帰るっていうシンプルなものなんだけど。
一応、遠足ということもあって、出席番号順で
歩いていく。
当然、私は先頭になるから、宮舘先生の
背中をひたすら追いかけていくだけ。
体格のいい先生の背中からは、
“俺についてこい”という思いが
ひしひしと伝わってくる。
信号待ちになるとクラスメイトの体調を
気にかけてくれる、本当に優しい先生だ。
舘「もうちょっとで着くから、頑張ろうな！」
こうしてクラスの士気も上げてくれるから
みんなもテンション上がって楽しそうに
歩いてる。遠足って子供じみた感じあるけど、
今年のかんげいえんそくはなんだか楽しい。
無事に公園についたあとは、2、3年生による
部活紹介。
私は帰宅部だから何も出ないからひたすら
見るだけなんだけど。
美優はダンス部所属で女子キャプテン。
もうすぐ予選大会も控えていて、
放課後はいつも遅くまで練習してるらしい。
部活紹介も一通り終わった後は、自由に昼食の時間。
美「ねぇ、宮舘先生と一緒に食べない？」
貴「えっ、先生って先生同士で食べるんじゃないの？」
美「せっかくこういう機会なんだから
一緒に食べたいじゃん。私、呼んでくる！」
貴「ちょっと美優！？」
思い立ったらすぐ行動。それが美優なんだよなぁ。
美「A！連れてきたよ」
美優の後ろには宮舘先生どころか向井先生も
ついてきた。
向「A、新しいクラスはどうや？」
貴「楽しいですよ。みんな仲良いですし。」
向「そりゃよかったわ。今年、担任に
なれへんかったのは悔しいけどなぁ。
今年はふっかさんの助手やわ。」
舘「助手って言いかたやめなさいよ。」
向「舘様はどうなん？初めての担任は。」
舘「どうって、みんないい子達だから
毎日楽しいよ。ね？愛崎さん。」
貴「へ？あ、はい！」
突然、同意を求められたから少し間抜けな返事を
してしまった。
美「ごめん、私ちょっとダンス部のとこ行ってくる！」
なんて言って離れて行った美優。
向井先生も自分のクラスのところに行って気づけば
宮舘先生とふたりきり。
舘「ねぇ、愛崎さんってさ…」
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みづき(プロフ) - ぽんさん» すみません、大変失礼致しました。 (2020年12月15日 20時) (
レス) id: 9ce3e526a5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みづき | 作成日時：2020年12月15日 19時
