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PD




こんなことになってしまうなら


Aやあの子達に

事前に話しておくべきだった

特に作詞作曲組に

動揺させないためにも




冷静になって考えれば予測できたことなのに

そんなことに頭が回らないくらい

気が急いていた


世界にAの名が知れ渡るようになって、

MAMAにまで出てしまうくらいだ

昨日のステージを見たらなおさら、

他の会社に取られてしまうんじゃないかと

恐れていた




図に乗っていたんだ

だいぶ心を開いてくれるようになっていたから、

Aと距離を測り間違えていたのかもしれない

曲作りは

デリケートな話題だと知っていたのに

もっと慎重に進めるべきだった




結果としてみんなを傷つけてしまうかたちになってしまった

自分が知っている当たり前が

当然相手も知っていると勘違いしていた、





誤解しているんだ

特にユンギは

でも、その責任は私にある。

だから、ちゃんとその誤解を解きたい



Aは出来ないのではない




彼女の実力は素晴らしいものだ

まだまだそれが世に出ていないだけで

ちゃんと磨けばとびきり光る原石を持っている

誰がそれを磨いてあげれば、

もしくは自分で気づけば、





まずは、ユンギの誤解から解くことにしよう

急に曲を作れって言うのは

無茶振りを通り過ぎてパワハラだから



Aに歌ってもらおう

いろんなジャンルの曲を

なんでも歌いこなせるところを見てもらいたい



ふふ、

彼らの驚く顔が目に浮かぶ





レコーディング室で歌ってほしいって言った時は

ヘーゼルの大きな目をさらに大きくして驚いたが

PD「GRACEの知っている曲でいいんだ、そうだな、洋楽なら全般的に知っているだろ、?それで構わない、君の実力を見せてやりたいんだ」

どうにか了解を得て



レコーディング室がある

録音スタジオに急ぎ足で向かった

静まり返った空間にお通夜かとツッコミたかったが

色々と急を要していたため

素早く指示を出した

PD「Aには洋楽を歌ってもらう。君たちが聞きたい曲を選びなさい。きっとなんでも歌ってくれるから。ジャンルは問わないよ。」

間があったものの

意見を言いながら曲を選ぶ彼らを見て

ホッと安堵のため息をもらした







Aが録音スタジオに入ってきた時は

まだどこか困惑、不安が顔にうかんでいる




ドアを開け

奥のレコーディング室に通した

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作者名:むみょん | 作成日時:2019年8月6日 0時

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