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JK



どうしてこんなことになってしまったんだ、?









最初の方は順調、、、

とは言えないけど少しづつ話は進んでた

あまりにも契約を結びたがらないし

その理由もあいまいな感じだから

嫌われてるのかと傷つきもしたけど、

Aの拒否理由を考慮した契約に書き換えていく賢い大人達のおかげで

もう断る理由が出てこなくなった



俺はこの契約には賛成だ

断る理由がない。

PDがすごく推してることもあるし、

Aの作る曲は文句無しに素晴らしいことは

全曲聞いてるし、

公式に上がってた制作動画も何度も見たし、

何よりAと関わりができるという最高の特典付きだ



もう契約する方向に傾いていたし、

これでAとの距離がまた、近づいた

ついついにんまりする

俺の気分はすこぶるいいのだが

Aの気分、、、てか、顔色が悪くないか、?

舞い上がって脳内お花畑にしてた時は気づかなかったが、

今こうして冷静になると、うん、どこか辛そうだ、

この会議室に入ってきた時も思ってたが

誰も何も言わない、

もともと血色がいいわけじゃないの、かな?


でもAが席を立ちドアへ向かう時

俯きながら手を口元に当てた時

体調が悪いことを確信した。

心配でいつ行こうと思い腰を浮かしたけど

BDが水を持って後をついて行ったのが視界の隅に見えた

先を越された

俺以外にもAの不調に気づいてたやつがいたことにもイラついた

俺だけだと思ったのに、、、




いじけていたが、それも長くは続かなかった






ヒョンたちの言葉にぎょっとした

自分とAのことばかり考えていて

ヒョンたちの気持ちに気づいていなかった

それにナムヒョンの

『ましてや日本の女性アイドルです。リスクが高すぎます。炎上は避けられないのでは?』

この言葉が

俺のAへのこの想いに対して言ってるのかと錯覚しそうになった

だからムキになって反論したかった

喉までせり上がった言葉は



Aが戻ってきたことにより遮られた

さっきよりもだいぶ顔色も表情も良くなっていた

それと、Aの言葉に安心した









PDの提案で部屋を後にする



本当はこの心のもやもやをぶつけたかった



ヒョンたちのおかげで今の防弾がある、

それに俺をここまで成長させてくれたのも、

その恩があるから


余計何から言えばいいのか、上手く言葉に出来なかった

そんな情けない自分に嫌気がさす

部屋の隅で影に隠れるようにして無言を貫いた

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作者名:むみょん | 作成日時:2019年8月6日 0時

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