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A




ドアをノックする音が聞こえた

返事をする間もなくドアが開く

誰かなんて予想は着いている






起きている私に少し驚いたものの


グッドモーニング、A、

いつも自分で起きてくれるとありがたいんだけど、、、


と文句言いながら

楽しそうに近づいた





私の顔を見てなのか

髪が汗で濡れ顔に張り付いているからなのか

私の醸し出す雰囲気でなのか



分からないが

いつもの私でないことを察し、

眉間にシワを寄せて、心配そうに近づいた



なんとなく目を合わせてられなくて

視線を足元に移す




どうした?


不安気な声、

私の横に座り

前かがみになり私の顔をうかがう





声が上手く出てこなかった

喉を掴まれてるみたい





口をぱくぱくさせるだけの私を見て

痺れを切らしたように



頼むよ、何か言ってくれ、何があったんだ

私の顎をそっと掴み自分の方に向かせる





不安で揺れるグレーの瞳がこっちを覗く

見えない呪縛から解き放たれたように

A「、っあー、うん、、、怖い夢を見たの、、、」

ようやく声が出た

安心したように微笑んだが、


どんな?


私をこんな風にさせた夢の内容が気になるようだ









最初から最後まで丁寧に話した





聴き終わったところで

鼻で笑いながら、

LM「WELCOME to WONDERLAND」(ワンダーランドへようこそ)

A「Oh,Come on,Liam!!!」(あー、冗談やめてよ、リアム)

目をギョロリとうんざりしたように回した

こっちは真剣なのに、、、

でもすっごく久しぶりって感じるほど

口角が上がった









シャワーへ向うため、立つと

LM「朝食は?」

A「軽いもので」

ルームサービスを手配してくれるらしい




熱いシャワーが気持ちいい、さっぱりした









バスローブを羽織り、部屋へ戻ると

オートミールとサラダ、フルーツ、オレンジジュースが届いていた

リアムが椅子を引く、

座らないという選択肢はないらしい

私がスプーンを手に持ったことを確認し、

彼はバスルームに向かった。

オートミールを口に運ぶ、

スプーンを置いて、マスカットを口に放り込んだ

うん、これなら食べれそう



タオルとドライヤーも持って再び戻ってきたリアムは

朝食が進んでいないことに呆れたようにため息をついたが

何も言わず私の髪を乾かしはじめた









乾かし終わるとリアムがスーツケースから出した服に着替える

素早く歯を磨き

部屋を後にした

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作者名:むみょん | 作成日時:2019年8月6日 0時

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