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JK
鏡を見てもう一度全身を確認する
もう何度目だろう
そろそろ行かなきゃ分かってはいるんだけど、
これ以上ヒョンたちを待たせるのはやばい
どんどん俺を呼ぶ声が低くなってるし、
「ジョングギー置いてくぞー」
シュガヒョンすら俺を呼んでる
結局昨夜から悩んでた服装も
いつもどうりのブラックコーデになってしまった
ちょっとでもかっこよく見えるように、
どんな人がタイプなんだろうとか
どんなことに興味があるんだろうとか
またAのことを考えて結局、服装選びが全く進まない
そんな自分に呆れながら
Aのことを思ってニヤけた顔
を引き締めて
明日着ていく服を探すのを再開した
ウォークインクローゼットの中をウロウロしながら棚をあさってもピンとこない
ネットに頼るなんてことしたくなかったけど
『男 モテる 服装』『日本人 女子ウケ 服』って検索したけど
しっくり来るものなんて出てきやしないし、
そもそもアメリカ国籍だし、
小さい頃までアメリカにいたから
検索ワードはアメリカ人の方がよかったのか?
んーーー、、、わからん!!!
棚から最近買ったばかりのトレンドのトップスを取り出し、
着て鏡の前に立つ
うん、やっぱりこれかなあ、
あーでもキメ過ぎるとヒョン達にからかわれそうだし、、、
特にジミンヒョン
ステージをこなした後の疲労と
Aを生で見た時のドキドキと
A関連になると些細なことで一喜一憂する安定しない俺の感情と
かれこれ1時間以上やってるこの服選びとで
頭がパンパン
破裂寸前
あーもー
と決められない自分にいらつきながら
ごろんと床に寝転んで天井を見つめる
フローリングのひんやりとした冷たさが気持ちい
ふと冷静になった
こんなにクヨクヨ悩んでいた自分に驚く
目を閉じれば
まつ毛越しのAの瞳を
柔らかそうな唇を
思い出して
体がカッと熱くなりパンツがキツくなった
自分のその正直な反応に嫌気がさす
中学生かよ
自分の身体なのに
コントロールできない
落ち着けって
チョン・ジョングク
ダメだ、
寝よう
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作者名:むみょん | 作成日時:2019年8月6日 0時