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JK



今年は多くの賞を貰った

目頭が熱くなる

これまでお世話になった方が頭に浮かぶ

マイクの前に立ち

ヒョンたちが感謝を伝えてる中

辺りを見回す

アミボムがキラキラ輝いてる

堪えきれず

自然な感じでAの方を見た

前でスピーチをしているのだから

当たり前なのかもしれないが、

こちらを見ているのが分かった

さすがに遠すぎて目があってるのかは

確認できなかったけど、、、



でも、Aの前でこうやって

認められたことが

功績を称えられたことが

さらに気持ちを高ぶらせ

目から熱いものが流れた









色んな感情がごちゃ混ぜになっていて

顔も涙でぐちゃぐちゃで

いっぱいいっぱい

スタッフの波にのって流されるように控え室に着いた

そこで今1番感謝と功績を伝えたい人が俺たちを待ってた

あ"〜っちんっちゃ、

やっと涙が引いてきたっていうのに"〜









パンDを見送り、

なんとも言えない感情に包まれながら

膝から崩れ落ちるみたいに

ソファーにどかっと座った



トロフィーを持って重みを感じても

まだ信じられなかった

夢みたい、、、




そんなふわふわした夢心地から

現実に引き下ろされた



Aと1度も話せてないじゃん!!!



ソファーにあずけていた体を起こした

え?

本当に?

これでおしまい?

そんなことある?

同じ空間にいたのに?



辺りを見回せば

メイクヌナやマネヒョンたちは

すでに片付けに入っていて



この事実を思い知らされた

どうすればいい?

頭を抱えるようにして

脳をフル回転させる




ダメだ全然いい案が出ない

脳内の悪魔ジョングクが

もう帰ってるんじゃない?

とあざ笑うかのように言う

確かにその説は濃厚だ

天使ジョングクが

必死にまだ間に合う

って言ってるけど

人間マイナスの方に傾きがちになるからさ、、、







諦めが肝心だ、

頭では分かっているけど

疲労のせいにしてソファーから立てずにいた









それは一瞬の事だった

マネヒョンがドアの方へ行ったと思ったら

Aのグループが本番前にあいさつに来れなかったからとわざわざ楽屋まで来てくれた

Aから来てくれるとは、、、

さっきまでの倦怠感が嘘みたいだ



ヒョンたちもさっきの

のろのろ、ごろごろとしてたのに

キビキビと1列に並んだ

ラプモニヒョンの合図で

あいさつをする

本人目の前にすると

キラキラしすぎて直視できなかった

さっき見つめ合ってたのに、、、

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作者名:むみょん | 作成日時:2019年8月6日 0時

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