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JN
目が点になった。
今目の前にいるこのナムジャは誰だ?
長い間一緒に過ごしてきた弟とは思えない
こんなJK見たことがなかった。
随分前から機嫌いいとは思ってた
今日のステージのための練習だって
人一倍張り切っていたし、
ダンスについていけない僕とナムジュンに辛抱強くできるまで練習に付き合ってくれた。
まあ、妥協を許さないように近くで目を光らせていたと言った方が正しいかな。
決して口に出して怒らなかったが
かわいいウサギ顔の奥に
あの真ん丸な瞳の奥に
有無を言わせない
意思の強さを感じた
さっきまではアミのために、防弾少年団のために
最高のステージにしようと努力しているんだと思っていた。
でも、今わかったよ。
あの子のためだったんだね。
お前が
あの子を見る瞳が物語っていたよ
ヒョンが話していても
ずっとどこか上の空だったし
何かを探すような行動、目の動き
落ち着きなくそわそわしてて
何かに目が釘付けになったと思ったら
ピリピリと若干の緊張と
大きな期待に胸を大きく膨らませた
頬をわずかに赤く染め上げた
でも視線を外すことなくしっかりと一点を見つめている
その視線を追えば
韓国でも大人気のイルボンヨジャドル
JN「お?ペンなのか?」
冗談半分でJKに投げかけた質問だったが、
答えは帰って来ず、虚空に消えた
嫌な顔もせず、反応なし
JN「ヤー、JK!らしくないぞ。どうした?今日なんかおかしいぞ。」
その問いかけに
ハッとしたようにやっとこっちに目を向けた
現実引き戻されたみたいだった
そのつかの間
困惑顔で必死に何かを考えている素振りを見せるから
こっちも困惑した
いったい何があったって言うんだ
JKの考えていることを読み取ろうとして
頭をひねっていたちょうどその時
きゃっとかすかにJKが凝視していた方から
女性の悲鳴声が聴こえた
モヤ?
反射的に声の聴こえた方を見る
女の子が大男の肩に担がれていた
そのまま通路の方へ行ってしまった
なんだなんだ???
きょろきょろと辺りを見回した
まわりのスタッフが笑ってるってことはサセンではないのか、
少し落ち着きを取り戻したところで
JKの強い眼差しに気が付いた
その表情には驚きと疑い
期待、幸福感のようなものが感じられた
JKの視線を追うと
今のJKと同じ表情をしたヨジャが見えた
お???
ヒョンわかっちゃった
二人の間に生まれたものが
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作者名:むみょん | 作成日時:2019年8月6日 0時