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電話越しに聞こえた『連れてこい』を合図に、私の足元にまた出現する黒いモヤ。
強制的に連れてくるために足元狙うのやめろよマジで！！！なんて思考をしている間に私はモヤの中へ落ちた。
また昨日のように衝撃が来る！と歯を食いしばってついでに目も瞑り衝撃へ備えた。
ドサッという音と共に私は薄暗い照明の部屋へ落ちる。
「い゛っっっ…たく、ない？」
待ち構えていたのはガチ痛い骨折れた！！くらいに思う痛みだったのに、何かにぶつかる衝撃はあれど、クッションの上に落とされたのか、痛みはなかった。
「いってェな！！退け！！」
「えっ」
目を開けた瞬間荼毘くんの声が聞こえ私はクッション(？)から落とされた。
一瞬だけど、まって、私、荼毘くんに馬乗りし……え…？
「すみません、出口の設定を間違えてしまったようです」
「燃やす」
「やめろ荼毘、ここが燃えたら困る」
私が困惑している間に、彼らの話は進んでいく。
「つまり私はさっき荼毘くんのお腹の上に…？幸……」
「おいA、さっさとしろ、ゲームだ」
「弔くんゲームしかしてないね」
「先生がいいって言ってるんだからいいんだよ」
「うんそうわかった、じゃあちょっとだけ待ってもらえるかな、私そこのイケメンツギハギお兄さんに用があって弔くんに電話したからさ」
「お前本当にイカレてるよな」
テンポの良い会話で弔くんを躱し、荼毘くんの前へ。
「荼毘くん、これ、ありがとう」
「…あぁ」
貴重なデレだ！！！と肉眼カメラに荼毘くんの顔を焼き付ける。
このたった一言の会話で私は嬉しくなるし心が温まるのだ。
当初の目的を思わぬ形ではあったが達成してほっとする。弔くんに早くしろと捲し立てられて、ゲームの前へ向かい、ここで第二のハッとする事件。
私、ヴァイオ、苦手だったな…。
「おいA、とりあえずお前操作しろよ、俺途中までもうやってるから」
「あ、はい」
あの妙に綺麗なＣＧでストーリーがはじまる。
そしてヴァイオと言えばお馴染み、ゾンビが「ア゛ァ゛ァ゛…」
「イ゛ヤ゛ァ゛ァ゛？！？！？」
「「え」」
荼毘くんと弔くんの声がそろった。
荼毘くんは私の弱み(？)を知れて嬉しいのかニヤつきながら、弔くんはマジか…と本当に驚いたような顔のままそれぞれに言葉を発する。
「お前もしかしてヴァイオ苦手…？」「荼毘を好きになるくらいだからゾンビとかカワイイっていうタイプかと思ってたわ」
「んんん……！！」
半分だけでも聞き取れた私をほめて。
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m(プロフ) - コメント失礼します。どちらのエンドも作ってくださるとは本当に有難いです。これから、更新再開にワクワクした気持ちで待つのが楽しみです。これからも心より応援しております。この作品を作ってくださり、読者のことを考えてくださり、本当にありがとうございます。 (2023年2月10日 21時) (
レス) @page36 id: 0d9b393e0f (このIDを非表示/違反報告)
どこぞのオタク - ぅぴゃぁ 尊い (2023年1月22日 17時) (レス) @page25 id: 625a6655ea (このIDを非表示/違反報告)
モブZ(プロフ) - 話の内容や主人公の性格性とか荼毘の言動とかめっちゃ好きです！更新頑張って下さい！ (2023年1月22日 2時) (レス) @page24 id: 4e3074e3cf (このIDを非表示/違反報告)
燈 - 社畜に年末年始など無いのです。更新遅くてすみません、気長に待って楽しんでいただけたら幸いです。コメントありがとうございます。励みになります。 (2022年12月28日 14時) (レス) id: 9e19da6f1a (このIDを非表示/違反報告)
かもめさ - 最高すぎます…！！！もう好きでしかないです。更新を楽しみにしています！！！ (2022年12月21日 11時) (レス) id: 41ebbd34c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：燈 | 作成日時：2022年12月7日 11時
