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すやすやと気持ち良さそうに眠る荼毘くんと、彼に抱きしめられている私。
荼毘くんの胸にぎゅっと抱かれてドキドキが止まらない。このまま寝れる…訳ないもんなどうしよう、というか何でここを知っているんだ、そしてなんで同じベッドにいるんんだ、なんて、思考がぐるぐるとめぐって尽きない。
３０分は彼を見つめたまま考えて、でもせっかくの貴重な経験だしと、改めて目に焼き付けるように彼を見つめた後、抱きしめられた腕の暖かさを感じて目を閉じたところで私の体は落下の感覚に包まれる。
ドスンッと音を立てて硬いものに直撃する。
「いっっっっったぁい？！？！」「い…ってぇな！？」
驚いて彼も目が覚めたらしく、抱きしめていた私を放り出した。
よくよく周りを見回すとアジトだった。今は黒霧と弔くんしかいないらしい。
何が何だかわからずぽけっとしていると、「お前らってやっぱそういう関係だったの？」と聞いてくる弔くん。
質問の趣旨がわからず「え？」と声を漏らした後、ハッとした。
黒霧の個性でアジトに呼ばれた→抱き合って寝ている体制を見られた＋そういう関係＝恋人または大人的なアレ
「ぇあ？！ちがっ…くはないですそうなの私と荼毘くん実は「コイツの家に用があって入ったらベッドに引きずり込まれたンだよ」え、でも荼「そうだよな？」ソウデス」
「ふーん。」
言葉を思い切り遮られたが、そうだよな？と優しそうな顔でにこりとされてしまっては否定できるわけもなかった。
惚れた弱みとはこの事か。というか弔くんが聞いてきたくせに興味なさそうだな。
「あ、えっと。今度こそ用があって呼んだんだよね？」
「死柄木弔がゲームをしたいというもので」
「えっ…黒霧が付き合えばよいのでは？」
「こいつゲームへたくそなんだよ、付き合えA」
「どうにもコントローラーの操作が苦手なんです」
そんな用事で私は睡眠、しかも荼毘くんと添い寝という貴重な経験を邪魔されたの？！
ぐぅっと下唇に力を込めて抗議の顔をしてみるも、それが効く相手ではなかった。
荼毘くんの顔は睡眠を邪魔されたことに対する不機嫌さで今にも人を殺しそうな形相になっている。
「わかった、付き合う。でもその前に荼毘くんは帰してあげた方が…」
チラッと荼毘くんを見やっていうと、彼にまた遮られた。
「いや、今日は我慢しろよリーダー。この変態に用があンだよ」
「あ？なんでだよ」
「なんでもだ」
私これ死ぬ…？
…二人の不機嫌な顔こっわ、ウケる(白目)
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m(プロフ) - コメント失礼します。どちらのエンドも作ってくださるとは本当に有難いです。これから、更新再開にワクワクした気持ちで待つのが楽しみです。これからも心より応援しております。この作品を作ってくださり、読者のことを考えてくださり、本当にありがとうございます。 (2023年2月10日 21時) (
レス) @page36 id: 0d9b393e0f (このIDを非表示/違反報告)
どこぞのオタク - ぅぴゃぁ 尊い (2023年1月22日 17時) (レス) @page25 id: 625a6655ea (このIDを非表示/違反報告)
モブZ(プロフ) - 話の内容や主人公の性格性とか荼毘の言動とかめっちゃ好きです！更新頑張って下さい！ (2023年1月22日 2時) (レス) @page24 id: 4e3074e3cf (このIDを非表示/違反報告)
燈 - 社畜に年末年始など無いのです。更新遅くてすみません、気長に待って楽しんでいただけたら幸いです。コメントありがとうございます。励みになります。 (2022年12月28日 14時) (レス) id: 9e19da6f1a (このIDを非表示/違反報告)
かもめさ - 最高すぎます…！！！もう好きでしかないです。更新を楽しみにしています！！！ (2022年12月21日 11時) (レス) id: 41ebbd34c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：燈 | 作成日時：2022年12月7日 11時
