無人島の漂流記⑤ (ページ35)

今日:29 hit、昨日:6 hit、合計:40,703 hit

男の会話① ページ35

AC「やっぱ、髪は綺麗な方がいいよな」

SN「分かるぜ…まあレディはみんな可愛いけどな」

そんな会話が耳に入ってくる。
…どうも、Aです。

私は現在ソファで寝たフリをしています。

なぜって？
そりゃあ、聞こえてくる会話に目を開けるタイミングを見失ったから…！！

なんて会話を心の中で広げつつ…
まあ、実際。男の会話は気になるわけで。

LF「俺は肉くれる奴は好きだぞ」

SB「俺の肉をやるよ、ルフィ」

LF「ししし！ありがとな！」

る、ルフィ…ひとりだけなんか違うよ。

どうやら、彼らは全員で恋話らしきものをしてる。
好きなタイプとか…そんなの。

因みに、私の尻尾たちはコアラたちが帰ってすぐ治った。何だったの、あれ。

SB「トラ男は女の人の診断もするだろ？」

LW「俺は医者だ。人をそんな目で見ねェよ」

SN「なんで俺はコックなんかに…！！」

サボ、変態。
サンジ…自分の道失いかけてるけど大丈夫かな。

AC「でもAの体見て興奮してんだろ」

LW「…ッゴホ！ガッ…んなわけ…！」

聞きたく無かった。
泣きたくなりながら寝たフリを続ける。

だって、ここで起きたら…どんな顔していいか分からん…！！

SB「Aは渡さねェぞ」

LW「お前のものでもねェだろ」

ZR「おい、アイツ本当に寝てんのか？」

うわ…
そういうとこだけ鋭いの嫌い…

みんなの目がこっちに向く気がする。

SN「寝顔が天使すぎる…！！」

AC「当たり前だろ」

LF「ししっ、Aは俺のだからな！」

ちょっとよく分からないけど。

SB「俺の好きなタイプはAだな」

AC「なに当たり前の事言ってんだよ」

なんだそれ。
初めて聞きましたけど。

なんでも当たり前にしないで…

SN「俺も好きだああ！！」

ZR「うるせェ！」

SN「んだと…！？」

LW「静かにしろ、お前ら。Aが起きるだろ」

もう起きてますけどね。