無人島の漂流記⑤ (ページ27)

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革命軍② ページ27

SB「俺はAと過ごせるから嬉しいよ」

KA「何回も聞いたよ…」

「…ていうか、なんでコアラちゃんたちいるのに起こしてくれないの」

SB「寝顔が可愛くてな」

さらっとそんな事が言えるのが腹立つ。
コアラちゃんから離れてサボに近づこうとすると目の前をルフィが横切った。

LF「あ、A！来いよ！」

「はあ！？え！」

グッと腕を掴まれ玄関に連れて行かれる。
え？え…コアラちゃん…

LF「エースと勝負してんだよ！」

「どうでもいいんだけど！？」

勝手にして！！
私のコアラちゃんが遠のいていく…

LF「連れてきたぞ！エース！」

AC「遅かったな、A…なんだそれ？」

「朝から何してるの」

LF「もう昼だぞ、馬鹿だなー！」

わっはっは！と笑うルフィに背中を叩かれる。
痛いから。

AC「…俺の質問無視？」

「ああ…これね。何か生えてた」

消そうとしても出来ない。
まるで、力がコントロール出来ないみたい…

LF「変なもんでも食ったんじゃねェか？」

「ルフィじゃないんだし、変なものなんか…」

いや、食べたわ。
食べたじゃん…変なキノコ。

絶対原因それじゃん。

「アンタたちのせいじゃん…！！」

泣いてもいいかな。
私悪くないのに。

AC「…おて」

私の前に手を出すエース。
ごめん…イライラする。

睨んでその手を叩く。

「噛むよ」

AC「いってぇ…悪かったって」

睨むと腕を広げて微笑むエース。
何なの、殴っていいの？

AC「おいで」

そう言われて尻尾が揺れる。

LF「犬みてぇだな！」

「死にたい」

思わず死にたくなるくらい恥ずかしい。
それでも、体は正直で…広げられたエースの腕の中にゆっくりおさまった。

AC「可愛すぎ」

「やめて」

わしゃわしゃと頭を撫でられると余計に尻尾がブンブン動き出す。

おのれキノコ…許さん。