暑さと静かさ�� ページ12
3人が出かけてすぐ私は後悔してた。
「あづい…」
一緒に行けば涼しかったかもしれない…
そして何よりここにいるメンバー…
怪我したサボとゾロ
そして、帰ってきたロー。
「…」
めっちゃ静かなんだよ。
誰も喋らないの。
あの3人組を外に出したのが間違いだった。
「ねえ〜…誰か」
何か喋って。
もともと口数の少ないローとゾロ。
ボケ(ルフィ)が不在のためツッコミもない。
あと、サボは暑さと怪我で喋らない。
「喋ろうよ…」
LW「暑苦しい」
暑いのに静かだと余計に暑いんだもん。
ローの腕を掴むと払い退けられた。
「泣く」
LW「勝手に泣いてろ」
もうお風呂入ろうかな…
あ、それ良いじゃん。お風呂入ろう！
「あれ、ゾロどこいくの？」
ZR「筋トレしてくる」
立ち上がって外に出ようとするゾロ。
…こんな暑い中？？？
「熱中症なるよ…」
ZR「そうなったら俺はそれまでの男ってことだ」
「何と戦ってるんだよ…」
もう怖いよ。
出て行くゾロの背中を見送った。
「じゃあ私お風呂入ってくるね」
SB「俺も入りたい」
「無理でしょ」
ぐったりするサボがそう言う。
ローがサボに近づく。
LW「A。水とタオルを用意しろ」
「なぜ今…」
LW「早く」
に、睨まれた。
仕方なくバケツに水を入れてタオルを持ってローの元へ。
「どうぞ兄貴」
LW「バラすぞ」
「スミマセン」
サボを座らせると丁寧に包帯を外すロー。
おお、医者みたい…あ、医者か。
LW「治りが早いな。これなら明日にでも動いても良さそうだ…傷が開かなければ」
「最後強調したね」
SB「悪かったよ」
さては根持つタイプだな？
私もそうです。
SB「なあ、風呂は」
LW「駄目だ」
でしょうね。
残念そうな顔をするサボ…私もお風呂入りたい。
LW「拭いてやれ」
「え、私？」
LW「当たり前だろ」
「そ、そっか」
私お風呂入りたいんだけどな…
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作者名：ちいず 。 | 作成日時：2020年8月21日 23時
