午前零時、星の降る夜茶会にて。【CSまとめ】

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部活:弓道部副部長

委員会:生徒会庶務

備考
彼は違う世界から来た妖怪である。
彼の世界は人間と妖怪の平等や共存を唱え、それぞ
れ表の社会と裏の社会で支え合いながら生きている
様な場所だった。彼が産まれた場所は所謂、裏社会
を取り締まることを生業としている家系で、裏社会
や表社会でもかなり権力を握っていた。そこで彼は
長男として育てられていたのだが、親の仕事柄恨ま
れることも少なくない為、幼少期には攫われ人質に
されることは日常茶飯だった。最初は驚き泣き喚い ていた彼も二、三度同じ様なことが起これば流石に
慣れたらしく、最終的に全くと言っても良いほど動
揺し無くなった。この様に異常な幼少期を過ごした
経験があるので、普通の子供よりかは数倍落ち着い
ていて、周囲の者からは種族関係無く気味悪がられた。

しかしそんな彼にも話しかけてくれる友人はいた。
荒んだ世界で大人になることを強制させられた彼に
とって、唯一の救いであり癒し。歳相応に振る舞え
る友人を彼は心の底から信頼し、大切にした。だが
残酷にもその友人は彼の両親を憎む者達に目を付け
られてしまった。彼が気づいた時にはもう遅く、友
人は生きていたは良いものの、心も体も傷つけられ
ボロボロの状態で見つかった。何よりも大切な友人
が自分に関わったせいで傷ついてしまったという罪
悪感や早く気づけなかった自身に対しての怒り、友
人を傷つけた者達に対しての憎しみや恨みがぐちゃ
ぐちゃに混ざり合い、最終的に何処か遠いところに
逃げたい、全てを忘れたいと強く願うように。その
思いが届いたのか、私立華星雅学園に入学を果たし
た。

彼曰く「私情で簡単に人の人生を狂わせてしまう世
界にいるよりも、この世界にずっと住んでいた方が
まし」ならしい。しかし、本来自分がするべきだっ
た義務を放り投げていることに後ろめたさや恥ずか
しさを抱えているのは事実なのだそう。

好き：甘いもの、自分を怖がらない者、小動物、読書

嫌い：苦いもの、暑い場所、自分が元いた世界、仲間を傷つける輩、無力な自分

成績：常に努力を惜しまない為、成績は学年の中で
も上位であり、特に数学においては群を抜いている。しかし、彼にも苦手な科目はあるようで、家庭科だ
けは全くといって良いほど出来ない。

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