I DOLL−10. ページ10
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『っはぁ、…はぁ…』
なんとか、わたしを追う街人たちを撒くことが出来た。
『…どこだここ』
撒けたはいいとして、ここはどこだ。
街からはだいぶ離れて、人気も少ない。
少し先に森が見える。
スモーカーさんに連絡をしようかな…
ぶつぶつ言いながら歩いていると、
どん、と誰かにぶつかってしまう。
『す、すみませ…ッ、あれ…ブルックさん?』
ブルック「こちらこそ…あれ、これはこれは、Aさんではないですか。
お久しぶりですねぇ、ヨホホホ」
ぶつかった感覚が人にしてはなんだか硬いと思ったら
ブルックさんだった。
街の人がまだ追っているのかと思って、少し焦ってしまった…。
ブルック「それにしても、どうしてこんな所に?
そういえば、この島でコンサートをしているとかお聞きしましたが…」
『ふふ、相変わらずお堅い喋り方ですね。
今日は特別にオフの日なんです。
でも、街の人に見つかってしまって…逃げていたら、こんな所に。』
ブルック「それはそれは、大変だった事でしょう。」
以前は少ししか話す時間は無かったけれど、
今日はゆっくり話せそうだ。
久しぶりに会ったブルックさんは相変わらず紳士的な話し方だった。
サンジ「おいブルック!! お前どこ行って…お、女…!!」
ガサガサと、森から草をかき分けるようにして一人の男性が現れた。
黄色い髪の、眉毛がぐるぐるだ。
ブルック「ヨホホ、サンジさん、いい所に!実は先程ぶつかってしまいまして…」
サンジ「何だと!! 嗚呼麗しきレディ、この度はうちの骸骨が失礼を致しました。お怪我はありませn…ブッ!!」
くるくる回って、目をハートにしながらこちらに来たと思えば、
膝まづき、わたしの手を取った。
その直後、鼻血を出して…噴射の方が正しいか。
地面に倒れたあとぴくぴくと痙攣している。
サンジ「う、美しい…♡」
『えと…大丈夫ですか…?』
ブルック「こちらは私の仲間のサンジさんです。
放っておいたら出血多量にでも
なってしまいそうですので、
とりあえず船に運んでおきましょう」
ブルックさん、冷静すぎないか。
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百瀬(プロフ) - もみじさん» 返信遅れてしまいすみません(;-;)ありがとうございます! (2019年1月26日 14時) (レス) id: 50ca592013 (このIDを非表示/違反報告)
百瀬(プロフ) - みかんさん» 返信遅れてしまいすみません(;_;)ありがとうございます(笑) (2019年1月26日 14時) (レス) id: 50ca592013 (このIDを非表示/違反報告)
もみじ(プロフ) - コメントみてて作者さんはすごくいい人だと思いました!強く言われてもきちんとかえしていてかっこいいです!応援してます!! (2019年1月16日 23時) (レス) id: a62820a14e (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - 神対応ですね笑、作者さん (2018年12月8日 23時) (レス) id: 671a807c78 (このIDを非表示/違反報告)
百瀬(プロフ) - みらいさん» 返信遅れてしまいすみません。コメント、そして貴重なご意見ありがとうございます。今後の執筆の参考にさせて頂きます! (2018年12月8日 11時) (レス) id: 50ca592013 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:百瀬 | 作成日時:2018年9月8日 21時