あのこ【俳優】【女優】

騎士と巫女(リクエスト) ページ16

ぱっと目が覚めたらヨーロッパのお屋敷みたいな部屋と...さっきの志尊さん含め、6人の男の人がAの事を覗いていた。

「お!おはよう、お姫様」

誰だ。

「もう、やっと起きたんだから!」

誰なんだ。

「あんまり心配させないでよ」

いや、心配されるもなにも

「あー寝顔も可愛かったね！妹にしちゃいたいよ〜」

Aとあなたたちは無関係だし

「驚いた顔してますね。ふふ、かわいい」

怖いんですけど!?

「もー、みんな。そんなふうに問い詰めたらAが可哀想でしょ」
「し、志尊さん...」

...って!!!!A、本名は伝えてないはず...。なのになんでしってるの??それに、ここは?
意識を失った時、確かに体が浮いた気がしたんだ。絶対的な確証はないけどなんだか志尊さんが手を打った...みたいな感じがする。

(疑いすぎ...なのかな)

ううん、きっと違う。志尊さんは...他の5人の人達は絶対なにか変だ。

「なんかAもなんもわかってないみたいで可哀想だし、ちょっと軽く自己紹介的なの、する?」

1人のお兄さんがそう言ったら他の人もそれに賛同するように自己紹介をする雰囲気になってしまった。

「なら、言い出しっぺの俺からね。A、俺の名前は横浜流星だよ。流星って気軽に読んでよ」

ひらひらっと手を降ったちょっとチャラくて怖いお兄さんは念を押して言った。

「流星、ね。はい、リピートアフターミー」
「りゅ、りゅうせ...」
「はい!よくできました！」

わしゃわしゃと頭を撫でてくるおにいさ..,りゅうせい...。

(呼び捨てはまだちょっと恥ずかしいな....)

「うし、次。俺は塩野瑛久って言うの。俺は流星みたいに意地悪じゃないからなんて呼んでくれても構わなからね。」
「...高杉真宙。A、よろしく。」
「俺、飯島寛樹って言います。あまり警戒しなくて大丈夫ですからね。」
「犬飼貴丈だよ。可愛いねAちゃん♡」

お、おっふ...。個性の塊みたいな自己紹介が終わってだいたい皆さんの性格的なものがわかった...気がする。

「それで、A。君は自分の持つ能力について自覚はしてる?」

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