目指せ、頂点！？【べるぜバブ】 (ページ4)

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頂点1-3 友人が魔王を拾いましたページ4

「そー言わずに聞けって。こっからが大事なんだから」

「てめーのヨダ話に付き合ってる暇はねーつってんだろ！！そんなに続けたけりゃ、その赤ん坊を連れてみてから言ってみろやボケッ」

「連れてきていいのか？」

「フラグ立ってない？？？？」

「おお、連れてこれるもんならなぁ！鬼頭は嫌な予感言うのやめて！」

　ごめん、言わずにはいられなかった。だって、こういう時の『○○するもんならやってみろ！』的な発言は到底起こってるんだよなぁ。
　なんて、思った矢先。

．

「アダッ」

「いやー、話が早くて助かるわ」

　……本当に連れてきちまったよ、コイツ。
　素っ裸で黄緑……というよりエメラルドに近い髪色に三白眼の赤ん坊が俺たちの目の前に。

「な。本当に赤ん坊だろ？」

「ダーッ！」

「元気だなぁ……」

「受け入れんじゃねぇ！！なんで微妙に適応力が高いんだよ！！」

　素直な感想を述べただけなのに古市に怒られた。
　

「それはそうと男鹿は、ずっとこれを部屋の外に待機させとったんかーーーーーっ！！」

「いきなり見せたらびっくりするだろぉーがー！！」

「ダーブーッ！」

「やっぱ、廊下からなんか声が聞こえるなって思ったら、赤ん坊の声だったか〜」

呑気に赤ん坊を撫でる俺に対して四つん這いになって呆れている古市。
　絶対受け入れた方が最早いい気がするぞ。男鹿のやることなすこと、俺たちの予想を超えてくるしな。

「ーーさて、古市くん。約束だ、話の続きをしよーか」

「こんなアホ、見たことないって思ってんだろーなぁ」

　まぁ、アホだとしてもそのまま赤ん坊を見捨てなくて俺はホッとしてるよ。見捨てた方がアホよりも問題だわ。
　なんて、俺が思ってる内にあらよあらよと話が進んでいった。