目指せ、頂点！？【べるぜバブ】 (ページ3)

今日:3 hit、昨日:2 hit、合計:565 hit

頂点1-2 友人が魔王を拾いましたページ3

心優しき若者は、川に洗濯に行きました。

すると、川上の方から大きな……

大きなおっさんが、どんぶらこっこ

どんぶらこ

.

「はいストーーーップ！！」

　またもや止めたのは古市。
　……うん、止めるべきだ。これは。
　いや、普通に考えて寝てる相手に鉄骨突き刺す相手もヤバいし、川に顔を突っ込ませる鬼畜すぎる男鹿の行動もヤバいし、なんだよ大きなおっさんって。
　突っ込むこと沢山ありすぎて言葉にならねぇ。

「えーーと……何？この話……どこへ持っていきたいの？つーか何だ！？大きなおっさんって……」

「そ、そうだそうだ！大きなおっさんって！ツッコミどころ満載だぞ！」

「流れて来たんだから仕方あるまい……」

「流れてこねぇよそんなもんっ！！」

「し、仕方あるまいで済ます男鹿が怖いわ」

　ついにはあったかいコーヒーを飲む男鹿。
　男鹿相手にショートケーキとコーヒー用意する古市は普通に良い奴だと思ったけど実際に用意したの古市のお母さんだわ。

「いや……確かにあれは、俺も超ビビったよ。実際他の奴らは一目散に逃げてったからな」

「そりゃ逃げるだろ。普通……いやいやてゆーかマジなの？これ……ついて行かなきゃいけないの？」

「もうどうでもよくなってきた……分かった。覚悟決めて聞くわ……」

「おう、しっかりついてこい」

．

心優しき若者はたった一人で、大きなおっさんを引き上げた。

そして＿＿＿＿＿＿

二つに割ると中から男の子が

．

「割るなーーー！！！」

　またもや、古市のツッコミが満載する。それも二度も。うん。俺もきっとそうなる。
　……でも、その話聞いたらなんか転送するやつみたいだなとワクワクしてしまった。ごめん。

「……若者はいいました。『おおっなんてかわいい赤ん坊』……」

「もういいよっ！無理無理っ！誰もついてこねーよ、そんな話！なぁ鬼頭！」

「まるで転送装置みたいだな！」

「突っ込むところそこ！？＿＿ったく、まじめに聞いて損したぜ。お前が珍しく相談があるとか言うから……」

「いやいやまだ続きがあるんだって」

「知るか！オレはこれからデートなんだよ！」

「別に俺はいいよ。どうせ暇だし」

「なら、お前らの家でやれ！」

　いつまでも居座る俺らにイライラしながら答える古市。
　だってなぁ、俺の部屋だと何されるかわからん。きっと荒らしてくる。
　いや、まぁ古市の部屋でも同じだけどさ。