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330.忍びの里 ページ44

「この里のものが負傷したため私がここまで連れてきた。猛毒だ。事態は一刻を争う!ここを開けてほしい!!」


私がそう答えれば、少しの間のあと門が開く。


その間も宇随さんは苦しそうに荒く息を繰り返している。



中に入ると一瞬にして里の忍達に囲まれる。


正直何人かの気配やにおいは感じていたが、こんなにもいたとは。


その人数に若干圧倒されていると、一人の初老のだろうか男が声をかけてきた。


「貴殿には感謝する。宇随天元はこちらで預かろう。」


そういうと瞬く間に宇随さんは連れていかれてしまった。



「それでは、私の用はこれで済んだので失礼する。」


私がそうして立ち去ろうとすると、

「待て。」


その言葉とともに周りにいた忍びたちが一斉に武器を構える。




「貴様、なぜ里の場所が分かった。」



「、、、、宇随さんに聞いたからです。」




「嘘をついても無駄だ。あれは拷問されようともそのようなことは申さぬ。」



まぁ、そうですよね。



予想していたけど、さすがにまずいな...


かといって、ここで戦闘するわけにもいかない。



そんなことを想っていると、瞬間体に鋭い痛みが走り確認しようと視線をずらした瞬間



首筋に鈍い痛みが走った。



「しまっ...」


瞬間私の意識が遠のいていった。

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さきた(プロフ) - あさん» コメントありがとうございます!ゆっくり更新ですが気長にお付き合いくださるとうれしいです。 (3月1日 21時) (レス) id: 60f14c4ce3 (このIDを非表示/違反報告)
- 面白すぎです。更新頑張ってください (2月26日 22時) (レス) @page44 id: 45c23c9df8 (このIDを非表示/違反報告)
黒糖 - 今まで見た中で一番好きな作品です!次の更新楽しみに待ってます! (6月22日 3時) (レス) id: e56bcdd9cf (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 続きが速く見たいです! (2023年2月5日 18時) (レス) @page42 id: 730adcd2c0 (このIDを非表示/違反報告)
美穂(プロフ) - また更新楽しみにしてます (2023年1月22日 23時) (レス) @page41 id: c0f42fdb83 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:さきた | 作成日時:2021年7月22日 23時

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